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きっかけ

 平成5年の秋に結婚してから、8年の歳月が経ちました。その間に2人の子供にも恵まれ、だんだん家族らしくなってきました。

 かーさんは郡部の田舎育ちで、自分の土地に他人の家の影ができる事を嫌う父のもと、20数年過ごしました。田舎でしたので、敷地面積も200坪ちょっとという恵まれた環境でした。生まれたときから、その家で過ごしてきましたので、かーさんにとっては家とはそういうものという感覚でした。

 短大に進んだことで関西の市に移り住んだことは、家に対する考えを考え直すきっかけにもなりました。住んで数ヶ月、ぜんそくになってしまい、都会では生活できないと考えさせられました。2年の後、四国のとある町に帰ってくると、市に通勤しながら親元で過ごしました。2年後、赴任した場所で、3年を親元から離れた場所で、単身下宿し、また、現在夫となっているとーさんと巡り合いました。また、親元にもどり、その年の秋に結婚。現在の社宅での生活となったわけです。

 社宅とはいっても、入居する秋に完成した鉄筋4階建てのいまどきのマンション風でした。最初はきれいで、働く2人だけだったこともあり、広さも十分で快適な生活の始まりでした。その後、一人、二人と子供が生まれる中で、物を捨てれない性分のかーさんの家はどんどんと狭くなり、だんだんと住みづらいものとなっていきました。

 一方、とーさんは銀行員の父と専業主婦の母のもと、転勤の多い家庭で育っていました。義父が家を建てたのもとーさんが大学生のときで、それまでは社宅を転々と過ごしてきました。当然家に対する考え方も違います。まず、今の社宅が狭いといっても、わかってくれません。とーさんは今よりずっと狭いであろう社宅で過ごした経験があり、今の社宅はかなり現在でも恵まれた環境にありますから。

 そういった2人の考え方の違いはあったものの、子供の小学入学に伴い、そろそろという考えにもなってきました。小学に入学したもの机も購入はしていませんし、子供部屋も与えていません。

 かーさんにとっては家は絶対的なものですので、共働きしている中でいえの事を考えつつ、貯蓄にも励んできましたので。

 かーさんは建売は、全く考えていません。人それぞれの考え方もあり、一概に言えませんが、いろいろ勉強していく中で、建売(出来上がったもの)と同じ仕様で今から建てた場合の金額は同じであると何かで読みました。決して、建売は安いわけではないのです。同じ仕様で建てるにしても、現実に出来上がっていく過程を見ていけるほうが同じ金額を払うのでしたら、ずっとそちらのほうが楽しいと思います。

 建売を全て切り捨てているというわけではありません。今はデザインに凝ったものもテレビで見ると都会のほうは売られているし。実際見てみないことには、大金を払えないという考え方もいらっしゃると思います。

 前の職場で、建売を15分で決めた方を知っています。土地込みで4500万円余りの金額でした。

 プレハブというものも、最終的に考えからはずしました。全国展開しているところの住宅展示場を何ヶ所か見学しましたが、展示場の家を建てれるわけではないし、建てれる家の予算もギリギリのようです。それはきっと足し算の家ではなく、引き算の家を建てることになるのではないか、という不安もあったからです。

 実際、展示場を見学しても、冷たい対応をされることも多々ありました。実際、私たちの家族の風体は貧乏そうでしたが。

 そんなこともあり、家は建築家に依頼して家を建てようということで決定したのでした。

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