阿修羅

 

 阿修羅 奈良 興福寺
       乾漆造 天平時代(8世紀)

 仏法を守護するため、本尊の釈迦如来像
を囲んで安置された八部衆のうちの一体。

 小川光三・西村公朝著
ほとけの顔(T)祈り(毎日新聞社)より

 

 

 インド神話の鬼神asuraは、争いを好む神であり、
海底や地下に棲んでいるとされる。3つの顔と6本
の腕(三面六臂)を持ち、赤または青黒い体をして
いる。

 元来インドの善神であったが、インドラ(帝釈天)
がヒンズー教の中で力を得てくると、それに対抗
する悪神というイメージが強くなった。

 仏教にとりいれられてからは、天竜八部衆(
法を守る8種類の神)に加えられ、仏教の守護神
となった。

 阿修羅は単独で描かれることはなく、涅槃図で
も釈迦をとりまく諸尊のひとつとされている。

 

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