盧舎那仏
光があまねく広く照らすと云う意味があり、『華厳 経』『梵網経』などに説かれる。
『華厳経』では蓮華蔵世界の中心に座していて、 その台座は1000の蓮弁を持ち、またそのそれぞれ が100億の世界を持っているとされ、そのそれぞれ が更に100億の釈迦仏を現して説法するとされる。
このように十方諸仏を包括し、広大な仏教世界に 君臨する如来である。密教では盧舎那仏をさらに 発展させ仏法そのものを大日如来としている。
造像例は少ないが日本最古かつ最大の東大寺 大仏殿の本尊は、大仏座とよばれる蓮華座上に結 跏趺坐する。台座蓮弁に毛彫りでそれぞれ釈迦如 来とその世界を表し、蓮華蔵世界を現出している。 脇侍として如意輪観音、虚空蔵菩薩を従えている。
小川光三・西村公朝著 ほとけの顔(V)寛容(毎日新聞社)より
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