盧舎那仏

 

 盧舎那仏 奈良 東大寺
       銅造 江戸時代(17世紀)

 光があまねく広く照らすと云う意味があり、『華厳
経』『梵網経』などに説かれる。

 『華厳経』では蓮華蔵世界の中心に座していて、
その台座は1000の蓮弁を持ち、またそのそれぞれ
が100億の世界を持っているとされ、そのそれぞれ
が更に100億の釈迦仏を現して説法するとされる。

 このように十方諸仏を包括し、広大な仏教世界に
君臨する如来である。密教では盧舎那仏をさらに
発展させ仏法そのものを大日如来としている。

 造像例は少ないが日本最古かつ最大の東大寺
大仏殿の本尊は、大仏座とよばれる蓮華座上に結
跏趺坐する。台座蓮弁に毛彫りでそれぞれ釈迦如
来とその世界を表し、蓮華蔵世界を現出している。
脇侍として如意輪観音、虚空蔵菩薩を従えている。

 小川光三・西村公朝著
ほとけの顔(V)寛容(毎日新聞社)より

 

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