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日時: 2006年3月13日(月)午後7時〜9時 場所: ひと・まち交流館 京都 第3会議室 案内:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html 京阪「五条」駅下車 徒歩8分 地下鉄烏丸線「五条」駅下車 徒歩10分 京都市下京区西木屋町通り上ノ口上る梅湊町83−1 河原町五条下がる東側 TEL:075−354−8711 お話: 波多江秀枝さん(国際環境NGO FoE・Japanスタッフ、フィリピン駐在) 【(はたえ ほづえ)さんのプロフィール】 国際環境NGO FoE・Japan(Friends of the Earth Japan)スタッフとして、2004年からフィリピンに滞在。実際にフィリピンで暮らしながら、サンロケ・ダム、ミンダナオ石炭火力発電所、サウグ・ダムなど日本がかかわるさまざまな開発現場を実際に見て回り、人びとと交流を深めながら、開発現場の情報を発信している。 FoEのサンロケ・プロジェクトHP http://www.foejapan.org/aid/jbic02/sr/index.html 料金: 300円 主催: 緊急報告会・実行委員会 ■アロヨ政権による「非常事態宣言」布告 2月24日、フィリピン・アロヨ政権は「クーデター」の危機を口実に突如、非常事態宣言を発し、多くの政治家や活動家、市民を逮捕し、報道機関への弾圧を行いました。非常事態宣言そのものは、国内外からの非難が集中する中、3月3日に解除されましたが、関係者への訴追・拘留などはいまだに続いており、アロヨ大統領は再度の布告もありうると言明しています。 ■マルコス以来最悪の人権侵害状況 今回の非常事態宣言は、1986年2月25日にマルコス独裁政権がピープルズ・パワーによって倒された「エドサ革命」20周年にあたり、不正選挙や親族の汚職疑惑で窮地にたっているアロヨ政権が、大規模な反政府集会・抗議行動を前にして、事前にその鎮圧を図った暴挙であると報道されています。しかし、非常事態宣言布告の前から、フィリピンではアロヨ政権下でマルコス以降、最悪の人権侵害状況が生み出されていました。昨年だけで、500名以上の人権活動家・政党関係者・ジャーナリストなどが国軍・警察、それと間係する準軍事組織によって暗殺され、誘拐により150人以上が「行方不明」になっています。アロヨ政権発足以降、殺害されたジャーナリストの数は40名近くにのぼり(戦時下のイラクに次ぐ死者数)、フィリピンは世界最悪の人権侵害状況にあるといわれています。こうした背景にあるのが、アロヨ政権による反政府勢力への軍事攻勢の強化です。アロヨ政権の5年間で、内戦死者数は1697人(国連発表)と、86年のアキノ政権発足以降、20年間の歴代政権の中で最悪の犠牲者(約40%)を生み出しているのです。 ■「対テロ作戦」と新自由主義政策の破綻 こうしたアロヨ政権による人権弾圧の強化の背景にあるのは、9・11以降の「対テロ作戦」に名を借りた反政府勢力への軍事的な弾圧の「正当化」であり、それは全世界的な「米軍再編」の動きとも軌を一つにしています。また、新自由主義政策と債務危機がもたらした国民生活の破壊(国民の半数近くが食べるものに事欠いた経験があるというアフリカ諸国並みに悪化した食糧事情や、国民の3人に1人が海外への脱出を 希望するなどフィリピン社会の将来への絶望感の蔓延)が、政権への批判をかつてないほど高めているのです。 ■アロヨ政権支える日本のODA 今年は、日比国交回復50周年、マルコス独裁政権崩壊から20周年という日比関係にとって歴史的な年ですが、かつて「マルベニ(丸紅)コス」といわれたように、マルコス独裁政権を巨額のODA(政府開発援助)で支えてきた日本政府・企業は、いまだに巨額の援助でアロヨ政権を支え、「戦略援助」の名の下に「テロ対策」「治安強化」のためのODAとして、内戦下のミンダナオ向けに「指紋識別装置」を援助するな ど、アロヨ政権の「対テロ作戦」・人権侵害に直接手を貸しているのです。 今なお揺れ動いているフィリピン現地から帰国されたばかりの国際環境NGO・FoE Japan現地スタッフの波多江秀枝さんから、フィリピン現地の最新情勢を伺います。 ぜひ、ご参加ください。 |