フィリピン人看護師受入問題と日比医療事情について
−3・21 色平哲郎さん講演会@大阪−


 医療をめぐってさまざまな問題が起きています。その一つに日比EPA(経済連携協定)によるフィリピンからの看護師・介護士受入問題があります。フィリピンでは看護師や医師の国外大量流出により病院閉鎖が頻発し医療体制の危機が危惧されていますが、日本でもとりわけ地方において看護師や医師の不足が進行しています。そうしたなか、日本の看護師不足をフィリピンからの受入れで「補充する」という政府の方針は日本・フィリピン双方の市民にとって本当に問題の解決となるのでしょうか?

 一方、フィリピン政府は臓器(腎臓)の金銭授受を公認する方針を「真剣」に議論しています。日本をはじめとする海外からの「臓器買い」の急増が懸念されます。お金の力で貧しいフィリピンの人たちから腎臓を買い取ろうというのです。日本でも貧困ゆえに健康保険証を取り上げられて病院に行けない人たちが増えています。こうした「健康(命)格差社会」化が国内でも、グローバル規模でも急速に拡大しています。

 今回、フィリピンを何回も訪れ地元の医療事情にも詳しく、また日本国内で辺地医療を実践され『命に値段がつく日 所得格差医療』の著者でもある内科医・色平哲郎さんを招いて、日比両国で現在進みつつある医療危機(健康格差社会化)の実態とその背景にあるものについて語っていただき、参加者の皆さんとともに考えましょう。

【日時】:3月21日(水・祝)午後2時〜5時

【ビデオ上映&講演】:「フィリピン人看護師受入問題と日比医療事情について」

【講師】:色平哲郎さん(長野県南佐久郡南相木村診療所長)

【アピール】:早崎直美さん(RINK=すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク)

【進行】藤本伸樹(アジア・太平洋人権情報センター)

【場所】:大阪聖パウロ教会1F会議室(大阪市北区茶屋町2−30)
(阪急電車「梅田」駅茶屋町口より徒歩5分)
http://park15.wakwak.com/~knc/ (関西NGO協議会の事務所のある建物)

【会費】:500円

<講師プロフィール>内科医、1960年横浜市生まれ。京都大学医学部卒業。98年より長野県南佐久郡南相木(みなみあいき)村診療所長。外国人HIV感染者・発症者への「医職住」の生活支援、帰国支援を行うNPO「アイザック」の事務局長としても活動を続ける。こうした活動により95年、タイ政府より表彰を受ける。
著作は『大往生の条件』(角川新書 03年1月)、『命に値段がつく日 所得格差医療』(中公新書ラクレ 山岡淳一郎氏と共著 05年6月)など。

<主催>
関西フィリピン人権情報アクションセンター/
フィリピンのこどもたちの未来のための運動(CFFC)/
市民社会フォーラム
平和と公正の選択を求めるネットワーク(へいこうせん)
すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)

<問合せ・申込み>
関西フィリピン人権情報アクションセンター  
(担当:藤原)
Tel:0774-48-1100, Fax:0774-44-3102
E-mail : fujiwara_toshihide@yahoo.co.jp