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【G8サミット財務大臣会合を前に/「途上国の債務と貧困」を考える】
フィリピンから見た貧困・環境破壊と「不当な債務」
−ジュビリーサウスからの訴え−


【6・8京都大学】フィリピンから見た貧困・環境破壊と「不当な債務」
−ジュビリーサウスからの訴え−

(以下、転載・転送大歓迎)

皆さま

 いよいよ北海道・洞爺湖でのG8サミット開催が一月前に迫ってきましたが、それに先だち大阪では6月13・14日に財務大臣会合が行われます。私たちはこの機会にフィリピンから来日されるジュビリ−サウスのリディ・ナクピルさんをお招きして、「途上国の債務と貧困」問題の解決をテーマに以下の報告・学習会を行います。

 多くの途上国と同様にフィリピンの貧困問題(そして環境破壊問題)の根底には対外債務返済の重圧があります(毎年、国家予算の3割以上が債務返済に消えています)。そして、こうした「債務」の多くが実はフィリピンの独裁政権や日本企業の利益ために生み出されたものであり、フィリピン民衆の生活を犠牲にしてまで支払う必要のない「不当な債務」であるとして、フィリピン社会運動は近年その帳消しを求めるキャンペーンを開始しています。そのため広範な市民団体が結集して「PAID!(不当な債務に反対する民衆連合)」が結成され、昨年11月にはついに、フィリピン下院が不当な債務返済を拒否する画期的な予算案(債務支払いを削減し福祉・医療予算を増額する)を可決しました(アロヨ政権は拒否権発動)。

 そして現在、エクアドルのコレア新政権による「債務監査」(不当な債務の洗い出し)の動きや、ノルウェー政府による歴史的な不当な債務帳消しの決定など、南側でも北側でも「不当な債務」を帳消しにすることで途上国の貧困問題の根本的な解決を図ろうとする動きが出てきつつあります。日本はフィリピンへの2国間援助の40%を占める最大の債権国です。「不当な債務」帳消しによるフィリピンや途上国全体の貧困問題の解決に向けて、日本政府やG8サミット参加国の責任が大きく問われています。
 この報告・学習会に参加して、フィリピン現地での債務帳消し運動の実態とジュビリーサウスから日本の市民への訴えをお聞きいただければと思います。
【日時】 2008年6月8日(日)午後2時〜5時
【場所】 京都大学文学部新館第3講義室(文学部講義棟2階)
(以下の地図で中央にある「文学部」と「法経総合研究棟」の間の建物です)
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/sogo/images/map_honbu200610.pdf
交通:京阪電車「出町柳」駅から東へ徒歩10分
   市バス「百万遍」下車、徒歩5分
(アクセスマップ)
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/sogo/access.html
【参加費】 500円
【内容】 【講演】「フィリピンから見た貧困・環境破壊と『不当な債務』」

【ビデオ上映】「フィリピンの不正な債務」(FDC製作、2007年)

講師:リディ・ナクピルさん
(ジュビリーサウス/アジア太平洋債務と開発運動、FDC〔債務からの自由連合〕前代表、フィリピン)

【ジュビリーサウスとは?】

 1996年から2000年にかけて国際的盛り上がりを見せたジュビリー2000債務帳消しキャンペーンにおいて、途上国(債務国)の主張をまとめ、広げて行く目的で1999年誕生。アジア(フィリピン)、アフリカ(南ア)、ラテンアメリカ(ブラジル)に各事務局がある。国際事務局はフィリピン。
 累積債務を、新自由主義的グローバリゼーションを押し進め、南の北への隷属を強める「罠」であるととらえ、債務帳消しにとどまらない、現在の不公正な南北の構造自体の変革を目指す。
 債務や開発に関するNGOだけではなく、多数のシンクタンク、農・漁民団体、労働組合、女性グループ、環境保護団体など40カ国80を超える加盟団体を擁する。
 世界社会フォーラム国際評議会やIMF・世銀総会/WTO閣僚会議での対抗アクションなど、反グローバリゼーション運動の場で大きな役割を果たしている。

【ジュビリーサウスからの呼びかけ】

◆不公正な債務(Illegitimate Debt)とは?
・独裁政権への貸し付け(その資金が国民の抑圧に使われるのを知りつつ貸し付けられた)
・豊かな国の企業の利益を目的とした貸し付け
・受け取り国の国民になんら利益をもたらさなかったプロジェクトへの融資

◆無責任な貸し付けは、途上国の腐敗/汚職を助長してきました。また、プロジェクト運営の失敗を糊塗するための追い貸しが、更なる債務→追い貸しの悪循環(モラル・ハザード)を生んできました。

◆最近「不当な債務国際キャンペーン」が南と北の債務運動の協力のもとに立ち上げられました。その目的は、過去の債務契約の実態を明らかにすることで、今後の貸付/借入契約に議会・市民の関与を深め、より民主的で透明性の高い開発資金の調達・運用を実現することです。

◆日本は多くの途上国、特にアジアの国々に対して一番多額の債権を有しています。フィリピンは二国間債務の4割が日本に対する債務です。世界の、特にアジアの債務危機解決に日本政府の、そして日本の市民の姿勢は大きな鍵を握っていると言えます。

◆この報告会では、現在、フィリピンで展開されている「不当な債務」帳消しキャンペーンの現状と展望についての詳しい報告を聞くとともに、日本の市民がそれに対して何ができるのかを交流します。

【主催】 関西フィリピン人権情報アクションセンター
ATTAC関西グループ
ジュビリー関西ネットワーク

問合せ先:
京都府宇治市広野町西裏99−14 パール第1ビル3階
Tel 0774−48−1100
Fax 0774−44−3102
../../../../www.geocities.jp/fujiwara_toshihide/index.html
muchitomi@hotmail.com

【関連サイト】 「ジュビリーサウス」のHP
http://www.jubileesouth.org/
「不当な債務国際キャンペーン」のHP
http://www.illegitimatedebt.org/index.php?option=com_frontpage&Itemid=1
「FDC(債務からの自由連合)」のHP
http://www.fdc.ph/
フィリピン下院が不当な債務返済を拒否する予算案を可決(「債務と貧困を考えるジュビリー九州」HPより)
http://jubilee.npgo.jp/2007/11/post-12.html
フィリピン債務概観(「債務と貧困を考えるジュビリー九州」の大倉純子さんのブログ「カネなら返さん」より)
http://writeoff.blog.shinobi.jp/Entry/18/
【関連企画】 6月7日 (土) 午後6時〜9時 エルおおさか606号室
G8蔵相・財務相会合を前に・・・世界の貧困と金融の仕組みを考える」
・基調講演:財政・金融と貧困問題、山家悠紀夫さん(「暮らしと経済研究室」)
・エクアドル:貧困と債務からの脱出への挑戦(ジュビリー九州、大倉純子さん)
・フィリピン:環境問題と不当な債務(フィリピン、ジュビリーサウスのリディさん)