++ チビ達に出会うまで ++


妊娠、出産のカタチは人それぞれ。これからのお話はあくまでも私の経験です。
ある男の子と女の子の双子が生まれてくるまでのお話。

妊娠〜入院
3週目 週3日のパートの仕事。ある日、午前中からお腹が空いてたまらい状態でお昼休みに。
ところが、用意していた焼きそばを一口食べると後が続かない。
う〜ん・・・最近疲れていて、胃でも悪くしたのかな。
結局昼食は、一口しか食べられずに終わる。次の日も同様。
それまで1日15本程度吸っていたタバコが吸えなくなる。
・・・つわりの始まりだった。もちろん、妊娠してるだなんて思ってもみなかった。
4週目 毎月来るはずのものが来ない。
2年前に流産をしてから、それまで1日と狂わない27日周期だったのが
少しずれたりすることもあるにせよ、3日と狂わない。
ダンナの車いじりに付き合って、近くの公園へ。
そこで「もしかしたら赤ちゃんできたかもよ。」と告白。
しかし前回の流産の経験が、ダンナにも私にも手放しに喜ぶ事をさせなかった。
4日後に妊娠検査薬を使ってみる。
「はいはい、出来てます出来てます!!」と言わんばかりに結果は陽性を示した。
前回の妊娠の時は、数分後にようやく薄く陽性反応が出た事を思うと
今回の結果は、くっきりと即行で確認できた。
ダンナと相談して、4日後の結婚記念日に病院に行ってみる事に。
5週目 前回流産の処置をしてもらった産婦人科は
看護婦の態度がものすごく嫌だったのでパス。
インターネットで探して、私の年齢も考え、近くの総合病院に決める。
そこの産婦人科には、女医さんもいるということ。
ダンナと2人で病院へ。女医のT先生に診てもらう事になる。
診察室のモニターに映し出される、2つの黒い影。
「あらぁ、双子かもね〜。まぁでも、1つがつぶれるって事もあるからね。」
先生は、このままその通りの事を言った。つぶれるって・・・すごい表現。
待ちくたびれているダンナに、確かに妊娠している事を報告。
「あのねー、ひょっとしたら双子かもしれないってよぉ。」の私の言葉に
ダンナは一言「うそっ、デュアル!!??」・・・なんだそりゃ
本格的なつわりが始まる。
6週目 薄い茶色のおりもの。慌てて病院へ。
前回と違う女医さんだった。妊娠のごく初期によく見られる症状で
何も心配いらないとのこと。
「あぁ、やっぱり双子ちゃんみたいやねー。」この時、初めて双子に間違いないという言葉。
・・・そういえば、この双子を妊娠したばかりの頃
仕事でイベントがあり、その打ち上げで
たらふくビールを飲んで、タバコも2箱近く吸ったというのを思い出す。
あれって、大丈夫なんだろうか・・・。少し不安になる。
「また何か心配な事があったら、いつでも来て下さいね。」の先生の言葉に涙が出そうになる。
9週目 初めての妊娠は、9週目での流産だった。
それ以降は未知の世界。健診で「順調に大きくなってますよ。」と言われ
私にも無事に妊娠9週目を迎える事ができたんだと思うと
とても嬉しい気持ちになった。
しかし、私には子供を産むなんて出来ないんじゃないかという不安が拭い去れない。
体力勝負の職場では、今の私は全然戦力にならない。
つわりがひどくて、途中で帰宅したり休む事も。
とにかく仕事にならないので、上司に退職を希望する。
産後の職場復帰も考えてくれたが、順調に行くと双子を出産することになるので
とてもありがたい話だったが、断る。2週間後の月末をもって退職。
13週目 初めて双子の心音を聞かせてもらう。
若くて、てきぱきした感じの看護婦さんが、慎重に心音を探す。
「・・・これが1人目ね・・・で・・・これが2人目。」
元気のいいその音に、涙が出る。
本当にこのお腹の中で、2つの命が確実に成長しているらしい。
17週目 このころやっとつわりがおさまってくる。
もともと体格がよいので、先生からは
「あなたの場合は・・・そうねぇ、体重の増加は5kgまでにおさえてね。」
と言われていたが、私の体重はつわりダイエットですでに
8kgマイナスになっていた。

ここで少し、gontaのつわりlifeについて・・・

とにかく気持ち悪い。匂いに敏感になる。
よたよたと歩いていると、突然「オエッ」っとくる。
吐きはしないのだが、生唾が大量発生。飲み込むと気持ち悪いので
タオルにべーって出すようにする(汚い話でごめんなさいね。)。
ゲップがしたいのだが、それと同時に吐き気がこみ上げてくるので
すっきりゲップをする事もままならない。
常に口の中が気持ち悪いので
「お口くちゅくちゅモンダミン」のマイルドタイプを愛用するようになった。

スーパーで買い物なんてとんでもない。必要にせまられて行ったとしても
買わないといけない物の所まで、なるべく息をしないようにして
超特急で済ませるようにする。

もちろん、ほとんど何も食べられない。
1日に小さなおにぎりを、3分の1程食べられたら上出来。
ところが、何故か牛乳だけはおいしくて仕方ない。
しかし、それまで愛飲していた低脂肪タイプのものは
後味が気持ち悪くなり飲めなくなる。種別が「牛乳」となっているものだけ受け付ける。
とにかく、牛乳ばかり飲んでいた。
この年、ちょうどつわりに苦しんでいる時期、雪印の低脂肪乳の事件があった。
それまで、よく飲んでいたのが飲めなくなっていて本当によかった。

そして、とにかく暑い。いつもの夏ならダンナの方が暑がるので
冷房はダンナに合わせてかけるのだが、この時は私に合わせてもらった。
ダンナは布団をほっぺの所まで引き上げて寝ていた。
夜、布団に入るとこれまた気持ち悪い。なのでどうしても起きている事になる。
NHKの映像と音楽だけの深夜の番組に、相当お世話になった。
すごく暑かったので、綺麗な海のシーンなんかがあると
あぁ〜・・・あそこに、じゃっぶーんって浸かりたい・・・なんてうっとりと眺めてた。
夜寝られないので、昼に少し寝る。アイスノンは必需品。
17週を過ぎた頃には、体重が8kg減っていた。
つわりがおさまっても、やはりそんなに食べられなかった。

つわりの頃に流行っていた曲・・・ぱらっぱらっ ぱらっぱらっ ぱらっぱぱ〜らっぱぁ〜っ♪
今でも耳にすると、何故だかげんなりした気分になって、「あっ、そっか。」と
つわりと戦っている時の事を思い出す。

21週目 助産婦さんのお話を聞く。
内容は忘れたが、メモを見てみると、私の体格なら1人2500g位で
生まれてくるかも、って言われたらしい。
それが大当たりだったなんて、ね。
25週目 子宮口が少し開き気味なので、来週もう一度診て同じ状態なら入院とのこと。
双子の妊娠は、30週を過ぎると管理の為の入院をする場合があるというのは聞いていたが
こんなに早くに入院の話が出てくるとは思っていなかった。
特に、自覚するようなお腹の張りはなかった。
26週目 状態は変わらないとの事。モニターによると、お腹の張りも少しあるらしい。
「どうする?明日にする?」との先生の言葉に「いえ、入院の準備もしてきたので」と
その日からの入院が決まる。
一度モニターを取ったにも関わらず、もう一度取り直すとのこと。
お腹の張りが意外とあるので、服薬で張りを抑えるのではなく
点滴で管理することになる。点滴なんて、生まれてから1度しかしたことない・・・。
看護婦さんに「この点滴、何時間位で終わるんですか?」と聞いてみる。
「えっ?24時間ですよ。」
この日から、ウテメリン(張り止め)の点滴を24時間、2ヶ月に亘って受ける事になる。
そんな事になるなんて、ダンナも私も全然予想していなかった。