起業への道程


  起業するということを思い立ったのは、かれこれ10年近く前のこと。
ガールスカウトのリーダーをしていたある時期、子供たちを育てたい と思った。

  その頃 既に自分は子供がきらいだ と納得していた。
なぜ 嫌いな子供たちを 育てるのか?
とても不思議なことなのだが、親はなくても子は育つ! を実践したいと考えた。

子供が嫌いなのではなく、無作法な子供が嫌いなだけ。
親に省みられず 野放しにされている子供が嫌いなだけ。

それなら 私がせめて 夏休みの間 子供たちと過ごそう。
時間に追われ、勉強に攻められ、親のエゴに押し潰されそうな子供たちを 自然にかえし、自分のことは自分でできる 親に頼らずとも生活していける  そんな子供を育てるキャンプをしたい と考えた。

これが宿泊施設の 基本の姿。

  その後 さまざまな経験を経て、自分のこころを見つめることの大切さ、 自分を省みる時間の重要さを身をもって体験した。
そして今 こころに傷を負った人たちが 自分のこころを見つめることのできる 時間と空間を作りたい そう思うようになった。


辛抱のない子 と母に蔑まれ、自分でもどうして我慢ができないのだろう、  と口惜しく思いながら生きてきて、やっと 理解した。

“人生経験に無駄ということは 決してないのだ”

  起業にむけて 頭ではなく、体でさまざまなことを学習してきたに過ぎない。
頭で理解するのではなく 心で、体で理解できるよう 体験させられていたんだ と思うようになった。

“駆け込み寺の要素のある宿泊施設” というジグソーパズルを与えられた私は、 これからも 一つひとつのピースをしっかりと探し出し、完成させて
命を終えるその日まで飾れるよう 努力していこう と思っている。



02531

HOME NEXT