
陰影を楽しむ
通常、照明を考える時に
「光をどう当てるか?」っと考えがちです。
眩しすぎるくらいの明かりに慣れてしまった
我々の生活環境。
ちょっと視点を変えて「光をどう受けるか?」
そこに快適な照明を選ぶヒントが
隠されているような気がしています。
天井は、壁はどのような素材なのか、
材質・色。艶や光の透過性など
部屋を構成する素材によって
光は様々な表情を見せてくれます。
谷崎潤一郎著『陰翳礼讃』
日本人の持つ審美眼を謳った著で
深淵な「闇」を豊かな叙情と捉えた名著である。
その中での一説
・・・日本の座敷の美は全く陰翳の濃淡に
依って生まれているので、それ以外に何もない。
何を言おうとしているのか
我々のDNAの中には
「暗さ」を「美しさ」と感じる美意識が
有るのだと言うことです。
失った叙情を取り戻すためには
光の引き算をしてみるのもいいかもしれない...。
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