夫婦のベクトル
2002年 4月29日


フッシー日記・パリ旅行のくだり、ホテルでのトラブルを通して、コミュニケーションについて書いてましたが、あの時異国で私は別のことを考えておりました。
彼は外人フロントマンとめずらしくハニハニ英語ですったもんだし、「うう〜フッシーの英語はダメなり〜」とかなり消耗した模様でございました。
言葉のカベで意思疎通がままならないないとゆーのはストレスがたまるものです。最終的になんとか伝わるならまだ良いけれど、長々ともめた挙句に不本意な結果に終わった日にはもう、はがゆさ・ふがいなさの波にさらわれてどっと落ち込んだりして。
パリに着いてから主にカズ氏より前面に出てハニハニ仏語を使い、そういう気分にしばしばなっていた私としては、この時の彼の気持ちが非常〜によくわかったつもりでした。
私の場合、そのストレスはたいてい「おにょれぇ、もっとフランス語勉強せねば(メラメラ)・・・!」と、次なる学習意欲(リベンジとふり仮名を振ってくれ!)に一時的ながら結びつきます。
なので当然フッシーも「も、もっと英語勉強すべし!」と瞳に炎でも宿しているかと思いきや、彼はふと顔をあげて「どうせ通じないんだったら、もう日本語で通しても一緒ナリ!」てなこと言いきりよったのです。「マ、マジ?」「うん」
これ聞いて私はダンナの言いぐさを云々するよりも、ああ、世の中私と同じ考えのヒトばかりではないのだなぁなどとふと遠い気分になっておりました。ダンナはこういう時自分と同様、やる気を起こすヒトかと思っていたが、そうか・・・。
結婚して半年あまり、もうかなりお互いの思考回路を読めているつもりでしたが、まだまだ理解が浅かったのだなぁ。夫婦であってもベクトル真逆だったりするのだから面白いですね。
まあ別に私は前向き精神でもって「やらねば!」と思うのではなく、要は互いの意図が通じなくてイライラするのがうっとうしいのです。いらん摩擦を避けたいがための上昇志向なのであって、そういうイミでは自分の心の平安のためで、むしろネガティヴな動機であると言えましょう。
でもダンナのほうは「たとえ異国であろうと自分の意見が言えないとゆーのはそれだけで負けナリ!もっとやらねば!」と内心ひそかに思っているかもしれないので、もしそうなら妻よりもずっと熱い動機でもって、彼の英語はどんどん上達してゆくことでしょう。ガンバレ!カズ!そして私を通訳付き英語圏の旅に連れてって!