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うちは共稼ぎ夫婦である。だからというのは言い訳かもしれないが、やはり掃除は主に週末のみとなる。
昼間誰もいないのになんで汚れるかなーと不思議なのだが、そうはいってもリビングと隣の寝室、水まわりなどの共有スペースは出入りも多くそれなりに汚れるため、限りある掃除タイムを優先的に費やされることが多い。対して夫婦それぞれの部屋は、お互い自分の責任において片付けや掃除をするというのが暗黙の了解になっており、干渉を受けることもなくついつい後回しにされがちである。
さて、最近うちのキーワードは「気まずい家」だ。
この「気まずい」、別にケンカなどして雰囲気悪いわけではない。2人の間で、掃除の行き届いていないー物があるべき位置にないー他人様にさらすにしのびないーなどの状況甚だしいさまを指す。・・・そう、要は「きたない」のだ。
「きまずい」「きたない」真ん中の二文字は違えど対峙した者が思わず言葉につまる剣呑さは変わらない。
そして今、夫婦の部屋はそれぞれにとても気まずい。互いに相手の部屋を見て「うっ気まずい」「かなり気まずい」と言い合っている状況にある。例え上司の引きでヨネスケが飯どきに来ようとも、トミーズ雅・健・桂小枝の3人がダーリンに会わせろとやって来てもけして家に上げはしないだろう。
ちなみに散らかり方にも夫婦それぞれ傾向があって、私は一極集中型、服や雑誌や紙袋をだいたい一箇所にうずたかく積み上げていくタイプ。目隠しになるものがあれば案外ゴマかせるのではと思い、一度雨傘を干してるフリして開いておいたらカズ氏にしめられ断念。
対してカズ氏は広域分散型、服だの本だの封筒だのいろんな物がまんべんなく散らばってさして広くもない部屋の床面積を埋めている。空いてる部分を縫うようにして歩くとき私はいつも日本庭園の庭石を渡るさまを連想するのだ。
しかしながら、その気まずい部屋部屋が劇的に片付くのが来客の際である。双方の両親だの、友達だのの訪問は意外にちょこちょこあるもので、その時ばかりは家中にわたってクリーンナップ大作戦が敢行される。どの部屋もどうぞどうぞと開け放ち、清潔で堅実な暮らしぶりをアピールするのが家庭訪問の常らしい。
まあ例外もあって、来るのが私の両親なら、最低お客を通すリビングやトイレ・洗面所まわりだけキレイにしておけば、例え自分の部屋がキタナくても「アンタはもう!」で済むため時間がなければパスできる。が、カズ両親が来る時は、彼らがずかずか私の部屋に入って来などしないことはどんなにわかっていようとも、私キチンとしてますぅーと必死で片付けまくるのだ。ひたすら掃除しまくって、当日はちょっぴり扉を開けておく。(あからさまに通さないけど見ようと思えば見れなくもない、ここがポイント。)
カズ氏も同様の心理らしいが、彼はうちの親が来る時のみならず自分の両親に対してもちゃんと整頓するあたりオトナである。
ともかくも、お客とともにブラッシュアップされ、途切れるとついつい気まずさ増す我が家。ほんとうはそんなことに関係なく常に美しく保てるのが一番なのだがそれが出来れば苦労はナイ。
皆様どうぞ我々が快適な家に住めるよう、時々気軽にお越しあれ。
ただしあらかじめご予約を。飛び込み・一見さんお断り、祇園もかくやの厳しさです。
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