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そもそも発端は私の財形積み立てだったのです。
独身時代、自宅通勤だったワタクシは、家に気持ちばかりの食費を毎月入れるだけで給料の残りは全て自分のこづかいという、典型的なパラサイトシングルでございました。ブランド品は持ってなくとも服やアクセサリー、食事や趣味の演劇鑑賞など、あまり我慢せずお金を遣っていたものです。
その後結婚の際、共働きのお給料をどのように遣うのかを二人で話しあい、お互い新たに給与振込用口座をそれぞれ作り、家賃や公共料金類の引落し、食費・日用品その他とにかく生活に必要なもろもろのお金をフッシーの口座から出し、ツマの口座に入るツマの給料分は基本的に手をつけずそのままふたりの貯金とすることを取り決めました。個人的な買い物は、毎月おのおの同額のおこづかいをもらってやりくりすることにしたのです。(額面は秘密!)
自由になるお金は格段に減ったものの、お互い平等だしまあいいか、とそれなりに納得のいく取り決めでした。
さて、4ヶ月ほどたったある日、なんの気なくツマの給料明細を見たフッシーが給与天引の財形貯蓄があるのに気づきました。
オットからの異議申立てを受けて当初ツマはキョトンとしたものです。オットいわく『夫婦の共有財産であるはずのツマの給料から、ツマの個人的積立金がひかれているのはおかしい!』。指摘されるまでツマにはそれがおこづかいとダブるものという認識がなく、とはいえオットのクレームは至極当然であります。
財形積立をそのまま家計にスライドしてしまうなら問題ないのですが、そんな気前よくなるにはちょっとそれまでの積立期間が長すぎる。"もうワシ一生独身かも〜"と、おのれひとりの人生の杖とすべく、ささやかながら蓄えつづけた大事なツマの財産です。
よし、少なくとも働いてるうちはこのままに守り抜いて、フッシーに秘密のヘソクリとして(バレたけど)老後の足しにしよう、と決意し、結果ツマは月々のおこづかいから積立額を引くことにしました。
すると、なんということでしょう〜。手元にあって自由に遣えるツマの手取り収入は、月●●円になってしまったのです。
いくら結婚して服の購入や観劇や外食が激減したとはいえ、これではいかにも少ない…。別に損はしていないのだから文句言う筋合いはないのだが、おこづかいの全然ない(らしい)世の専業主婦は一体どうしているのだ???
ともかくも不足分は自分の昔からの口座のお金で補填して毎月しのいでおりましたが、月日は流れ、先日ふと残高を見ると、思っていたより少ない額面に愕然としました。や、やばい!破綻は近い!会社更正法適用!抜本改革!国債発行!これがホントの自己破産?
危機を感じつつ以下、次号!(つづく)
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