女性専用車両でオンナは
2003年 7月 18日


 女性専用車両が導入されて、人々もその存在に慣れつつあるようだ。
 神戸線の私の乗る区間では、女性専用車両は普通電車だけのようだが、快速でも新快速でも痴漢は出るので専用車両を設けた意図からするともっと快速とかにも導入したらよいのではと思う。まあ一部快速にはあるようだし、JRもいろいろ検討しての運用だろうからここではよしとする。
 さて、朝は決まった時間の快速を使っているので関係ないが、帰りは普通・快速問わずとりあえず先に来たほうに乗っている。そして普通電車の場合、女性専用車両を選んで乗ることが多い。痴漢を気にして乗ってるわけではない。お気づきかもしれないが女性専用の方が空いてる率が高いのだ。もっぱらそれが大きい。
 時間帯や方面によっては女性専用車両のほうが混むこともたまにはあるが、基本的に通常車両に比べ、混み方がゆるやかなので、座席のあるなしに関係なく楽ではある。競争率が低いので座れる確率も当然上がるし、座った時窮屈でないのも素晴らしい利点だ。通常7人がけと(JRが)言う普通車両の長い座席は、体格のいい男性ばかりだと6人しか座れない。女性が2−3人まざってようやく7人収まる感じだろうか。勿論ふっくらした女性もいるのだが、女性専用車両を選んで乗るのはやはりまだ若いほっそりした女性が多いので、7人でもゆとりを持って座ることができる。同じ座るのなら、他人となるべく接触したくない、できればパーソナルスペースを確保していたい。女性専用車両ならそれが叶うのだ。
 そして最近気づいたのだが、この車両ではなんとなく女性達はリラックスしているように見える。かくいうワタシも一応オンナなので、これまで少なくともスカート姿の時はひざを締めて座るよう気をつけていた。しかし男性諸君はわからないかもしれないが、座っている時に膝頭同士を離れないようにしておくには内ももを常に緊張させておかねばならず、結構大変である。油断するとすぐ5センチくらいはゆるーくあいてしまい、うっかり寝てしまった場合などかなり恥ずかしい体勢になっていることもあるのだ。
 だがこないだその女性専用車両で座った時、ヒザを締めなければなどと全然思っていない自分に突如気づいた。その良し悪しは別として、やはり普段は異性の目を無意識に意識(?)していたと自覚した次第である。
 世間一般の常識・エチケットからすれば、周囲にいるのが女性でも男性でも気を遣ってしかるべきなのだが、女性ばかりのエリアではそういう意識が希薄になる。まったく別の存在である男性がいないことで、他人ではあってもなんとなく同性同士の仲間意識というか、まあいいよねオンナばっかの時くらい、的ナアナア感にあふれている気がするのだ。実際、私が自分のヒザのことに思いが及んだのは、向かいに座ってた女性の座り姿を見ていたからだし、通常車両で見かけるオンナ達にくらべてここでは皆リラックスして座っていた。
 もしかしたらその弛緩性は、混雑の少ない、他人と一定の距離を保てることからくるものであって、女性専用であることは関係ないのかもしれない。だが少なくとも私自身については女性専用車両のほうがくつろげる。やはり男性とは、他人の中でも最も自分から遠い分類であり、その目がある限りどんなにスカスカの車両でも女性だけのエリアほどには無防備になれないのだ。くつろぐというのは自分を構えなくていいということであり、それはだんだんヒトをあからさまにし、図々しくさせてゆく。
 まあ所詮通勤や通学のわずかな時間のこと、オンナばかりの世界で多少弛緩した気分もすぐにいつものモードに切り替わる。だがそのナアナア感も度を過ぎないよう、また通常車両にまで持ち越さないよう、女性専用車両ご愛用の方は気をつけてお乗り下さい。いくら女性ばかりといっても、お化粧などはやはり見苦しいからね!