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ホントにマンガしか読んでないと思われるのもなんなので、たまには本の話を。
といっても家でじっくり読書して過ごすことは少ない、私の書斎は主に所要45〜50分ほどの往復の通勤電車の中である。手荷物が重くしたくないのと、片手で持って頁をめくれるという理由で、基本的には文庫本しか買わない。
読むのはたいてい小説かエッセイである。あまりじっくり読みこまない「ナナメ読み」型で、ミステリーなどはときどき意味がわからなくなることもあるが、だいだい1センチくらいの文庫本で2日半か3日くらいの通勤で読み切るペースである(勿論出版社によって頁あたりの字数が違うので一概には言えないが)。うっかり、行きの電車で読み終わってしまい、帰りに読むものが無くなってしまった場合は、しょーがないので改札そばのTisなどで温泉宿のパンフレットを適当に取って次の旅行への妄想を膨らます。そう、旅への欲望はこういう積み重ねで培われているのだ。
さて、今年に入ってのオススメは、「顔」もドラマ化した横山秀夫氏の一連の作品か。
フッシーが春先に友人T氏にもらった「半落ち」、ワタシも読んでやはりなかなか面白かったので、本屋で見かけた横山氏の短編集2冊「陰の季節」「動機」も読んでみた。収録の作品はどれも主人公はバラバラながら、警察やそれに類する職業に従事する人々の苦悩や謎を描いたもので、シビアであり、哀しくもしみじみとした読後感もあり、非常にレベルの高い作品ばかり。往々にして長編がよかったからといって短編もよいとは限らないのに、このヒトはうまいなあ〜。短編がウマイ作家さんというのは評価できるよなあ〜。(独断と偏見か)
ちなみに長編では「半落ち」のほかに、貫井徳郎の「慟哭」という作品もなかなか秀逸。最後まで独特の緊張感漂う推理小説で、これも面白かった。この作品は著者の初期作のようだけど、なぜかあちこちの本屋に文庫本が平積みされていた。
ただし続いてその貫井氏の小説をもう一冊読んだところ、そちらはさほどに思わなかった。もう一冊読んで様子を見るべきか、とただいま思案中である。
ちなみに、今読んでるのはノンフィクション「東電OL殺人事件」。しかしコレ昨日買って、今朝から読みはじめたのだが、な、なんか読んだことあるよーな・・・?
といっても全て知ってるくだりばかりでもないし、うーむうーむと思いつつさらに20頁ほど読みすすむ。でもやっぱ読んでるよコレ。オカシイな〜最近文庫化したとこで、新書のうちに買ってるはずないのに・・・。
と、帰る道すがら考えてようやく、去年だかおととしだかフッシーがハードカバーを図書館で借りてきたのを、例のごとくざっくりナナメ読んだことを思い出したのだった。
ナナメ読みにはこういう弊害もあるのじゃ。
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