1歳をすぎるころには、大人の助けを借りないで、自分でものにつかまって立ち、伝い歩きを始める赤ちゃんが多くなり、早いときは一人立ちやヨチヨチ歩きを始めることも。ただし、発達は個人差が大きいので、まわりに比べて歩くのが遅くても1歳半ごろまでは様子をみましょう。後追いや大声を出して感情を表現できれば、神経質にならずにゆったりと見守ってください。周りの人達にほとんど関心を示さないときは、小児科医に相談してみましょう。 この時期になると簡単な言葉を理解し、しだいにお母さんを「ママ」と呼ぶなど、意味のある言葉を使うようになります。また、好奇心が旺盛になる反面、遊び食べなどが増えるので悩むママも多いようです。大人のまねをしたがる時期なので、ママが楽しそうに食事をすると解決することもあります。
●からだの成長 1歳までの1年の間に、平均で体重6,000g、身長は25cmくらい増えたのが、1歳から2歳までの1年間では、平均的な増え方として体重が2,500gくらい、身長は10cmくらいと、伸び方が鈍くなります。また、運動量が増えるので皮下脂肪が落ちて、筋肉がつき、からだつきがほっそりしてきます。赤ちゃん体型からすっかり幼児体型になります。
●健診(東京都の場合) 1歳6ヵ月〜8ヵ月の赤ちゃんを対象に、各自治体から通知がきて委託医療機関で個別に健診を受けます。地域によっては保健福祉センターなどで集団健診も。どちらも無料です。
●歯のお手入れ 離乳食から幼児食へと移る時期。食事の回数は1日に朝・昼・晩の3回と、間食が1〜2回になります。しかし、この時期の間食は、食事で充分にとれない栄養を補うためのものです。時間を決めて与え、甘いもの、歯にくっつきやすいものを食べた後には、濡れたガーゼでふくか軟らかい歯ブラシで歯磨きをする習慣をつけましょう。
●断乳 1歳近くなると、ママのからだのシステムとして断乳の準備が始まり、母乳には食事の補い程度の栄養しか含まれなくなります。1歳半ごろまでを目安に、断乳を考えるといいでしょう。「早いと理由がわからないので、子どもが承知しない」「遅いとわけがわかってくるので納得しない」など、いろいろいわれていますが、時期はそれぞれの事情で決めればいいのです。それまでに、ストローやコップの練習をして、おっぱい以外で水分をとれるように。また、断乳後におっぱいが張ってつらいときは冷やすか、産婦人科で相談を。
●トイレトレーニング(トイレットトレーニング) お年寄りから「昔は1歳でおむつをとった」と聞いて焦るママもいますが、無理にトレーニングをしてもうまくいきません。おしっこの間隔が2時間以上あくようになったり、言葉や指さしなどで自分の気持ちを伝えられるようになったら、出そうなときを見計らってトイレに誘い、便器に座らせてみます。偶然でもトイレですることができたら、おおいに誉めてあげましょう。おしっこがおむつの中に「出た」と教えてくれたときも同様です。 (監修/古平金次郎先生) |