なんと、もうすぐ2000年!
今年もはや、季節のお便りの時期となりました。お元気ですか。ルイジアナの冬は暖かく、今年はまだコタツを出さずにすんでいます。将大が2年生の夏から日本に一時帰国するようになって、今年で5年目。将大は無事日本の6年生の夏を終え、健太も3年生を終わりました。将大は来年中学に行きたいと言っています。
さて、今年のハイライトは日本半周旅行でしょうか。海外在住者だけが買えるJRの乗り放題券を手に、いざ東京から長野新幹線に乗りました。長野経由で着いたのは木曽福島。風流なお祭りでは地元の子供に交じってお菓子袋をもらい、関所見学の後は星がきれいな開田高原のペンションへ。翌日はブルーベリー狩りにそば打ち体験の後、一路京都、奈良へ。普段は目にすることのないお寺や神社を回り、子供達はお守りの品定め。ホテルの窓から見えるいろんな種類の新幹線を時刻表でチェックするのは晶子さんの仕事。神戸の弟の家に寄った後は広島へ。原爆記念館では鶴をたくさん折りました。博多では砂田向壱さんに案内してもらい、福岡タワーと屋台「小金ちゃん」のラーメンと肴を満喫しました。さすがに最後はちょっと疲れて、予定していた岡山県の牛窓のペンションをキャンセルしてしまいました。
この手紙が着く頃はニューメキシコ州のレッドリバーというスキー場にいます。車で片道18時間はアメリカでは「あ、大したことないじゃない」という距離です(これほんと)。将大と健太は生まれて初めてのスキーですが、五体満足で帰って来るのが第一目標だったりして。去年の暮れはフロリダ半島の先端、キーウェストで泳いでました。これも車で20時間位だったでしょうか。やっぱりアメリカは広いですね。
将大はアメリカではもう中学生。学校は大学付属なので変わりませんが、授業はだんだん難しくなっているようです。それにも負けず(?)相変わらずのスポーツ漬け。バスケでは背は低いものの、スピードを生かしたドリブルでシーズン途中からレギュラーを射止めました。野球ではコントロールの良さを生かしてエースとして活躍し、三者三振を何回か達成(三者連続ヒットもありましたが)。日本でのサッカーはレベルが高く、苦労してました。一番の驚きはフットボールで、「まさか」と思ったランニングバック(ボールを持って走る人)として活躍し、シーズン通算でタッチダウンを4回という見事な成績。「時間がない」と言いながらピアノは続けて習ってますし、学校のバンドではサックスを始めました。「ああ忙しい」
健太も負けずとスポーツ好きで、バスケではそのドリブル力を買われ、コーチから将来のポイントガードに任命され、野球は来年からピッチャーになるそうです。サッカーではフォワードよりもミッドフィールダーが好きで、いずれはチームの「司令搭」?今年の冬はバスケに加えて、この南国の地で何とアイス・ホッケーを始めました。練習初日から地元新聞の記者に取材されて新聞に載るという幸運に恵まれましたが、健太の実力はまだ未知数。というのも、健太の所属するバトンルージュのチームは、フロリダ州西部からルイジアナにかけての半径300kmのエリアでは最強なのです。それでもバックスケートはずいぶんうまくなりました。ピアノも2年目に入り、いっぱい練習してます。日本の学校では漢字と算数でちょっと苦労したようですが、先生や友達も歓迎してくれ、楽しい日々を過ごしました。「先が楽しみ」
スポーツ漬けの子供に比べ、晶子さんはゆうゆうのマイペース。エピスコパル学園の日本語学科は今や先生3人、助手が3人の大所帯。今年の夏は学園の高校生を2人日本に連れていき、京都の立命館高校と姉妹校の契約を結びました。来年からは高校生同士の本格的な交流が始まります。学会にも年に2,3回は出かけ、ネットワークも順調に広がってます。この2月にはカリフォルニアから講師を招いてワークショップを主催し、州内の教育関係者に日本語教育の重要性をアピールしました。ルイジアナ州日本語教師会の会長としては、日本語教育普及のモデル・プロジェクトに応募し、全米で選ばれた11団体の一つになることができました。日本の古都巡りに深く感動して、来年は子供達を薬師寺のサマーキャンプ(体験修行)に入れるのだと言い張ってます。「順風満帆」(kamoa@ehsbr.org)
僕はと言えば、将大と健太の学校までの送り迎えに、スポーツにピアノとほとんど運転手状態。PTA担当も任されてます。日本では将大と健太が所属するサッカー合宿にも参加しました。健太のサッカーチームの監督も2年目を迎え、8勝1敗1分の好成績で、クビにはならないようです。夏に帰国した折には、小学校時代の先生が定年の今年、彼が主宰する校長会で講演をさせてもらい、9月にも講演と日本家族社会学会での発表で日本に行きました。友達や子供とたまに行く海釣りは、調子が良ければ60cm級がたくさん釣れます。今度は1mクラスを目指すとしましょう。本のアイデアも2,3あるのですが、運転手業を免除されないと厳しいかも。「厄年も終わりだ」(kamo@unix1.sncc.lsu.edu)
という訳でミレニアムの終わり、僕達はスキーの帰りにテキサスのどっかのホテルで迎えることになりそうです。
素晴らしい1000年間を(?)!