Attention Deficit/Hyperactivity Disorder これがAD/HDの正式な名前です。
日本では「注意欠陥多動性障害」呼ばれています。

最も大きなAD/HDの人間の特徴は、人から嫌われてしまうような振る舞いをしがちで
同時に それを止める事が困難であるということです。


ADHDについて

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは忘れっぽい、落ち着きが無くじっとして
いられない気が散って一つの事に集中できない、または情緒不安定で興奮しやすく
衝動的に怒りをあらわにするといった行動が人並みはずれて激しく起こるため
周囲になじめずに社会・学校・家庭生活にするのが難しい状態に陥っているような
子供たちの事をいいます。


「障害」であって「病気」ではないので、治るということはありません。
精神病や心の病気や知的障害でもありません。

行動にブレーキをかけたり、ルールを学んだり それを取り入れて物事を
計画したり解決策を工夫することなどADHDの脳は、この働きをしていません。


そのため不注意だったり活発すぎたり衝動性を思うようにコントロールできず
ADHDにありがちな いわゆる困った行動につながりやすいのです。
例えば遊んでいてもルールや順番が守れない・先生の話を集中して聞けない
危険な行動をとる・宿題や約束を忘れる・時間を守れない・・・等です。



このような行動は本人が意図的に行っているわけではないのですが、どうしても
「悪い子」のレッテルを貼られてしまって先生や周りから評価してもらいにくく
なったり、いじめの対象になったり周りから疎外されたりする可能性があります。


子どもはそのたび傷つき、社会生活になじめないということにもなります。
ADHDは「障害」なので親のしつけが悪いためにADHDになるということは
ありません。また厳しく躾れば治るというものでもありません。

しかし、「どのように育てるか」で、症状が激しくあらわれることもあれば
問題なく生活できる場合もあります。そのためにもまず親や社会や学校が
ADHDについて知ってもらう必要があるでしょう。

注意欠陥多動性障害(AD/HD)の原因


一般的には生まれつきの脳の発達の問題と考えられています。
主にはドーパミンやノルアドレナリンといった脳の神経伝達物質に関連した
神経系の機能障害 部位でいえば それらの神経系が活発に活動している前頭葉

(右前頭前皮質)大脳基底核および小脳の機能障害が推測されています。

また、AD/HDの子どもの親や兄弟も似たような症状をしばしば持っている
ことから遺伝が大きいとも考えられています。

ときには、遺伝子の関与ではなく脳に同様な変化をもたらすことがあるてんかん 
出生時低体重 脳の外傷や腫瘍など器質的な障害 代謝疾患による場合もあります。

また、これらの神経系の活動は環境因子や睡眠リズムによっても変化する部分
があり発達早期 すなわち乳幼児期の環境や生活リズムは、その後の脳の発達に
影響します。

従って、症状の出方や強さは生まれつきの因子に規定されるところは
あっても小さいころからの対応や環境に影響を受けると考えられます。

極端に不適切な環境は、それだけでも情緒や行動面の障害を引き起こすとも
いわれています。

今まで問題になったころがある糖分のとりすぎ、鉛、アレルギー
環境ホルモンなどは原因として証明されていません



よくある誤解


まず、精神病ではありません。
「注意欠陥」とあるため、注意力そのものが欠落しているように
思われがちですが、そうではなく選択的にしか働かないのです。

「集中する」ということに関しても自分が興味があるものには集中し
それ以外では難しいのです。

やる気や根気がないのではないし意志が弱いわけでもありません。
ただ、障害があるために困難なのです。


ADHDであることのメリット


ADHDにはマイナス面しかないようですが、そうでもありません。
興味のあることには人並み以上に集中し、型破りの発想やひらめき
豊かな想像性と才能で発明、研究音楽、芸術等で、無類の力を発揮する
可能性を秘めているとも考えられるのです。