BABY


歩行練習用具

 娘はなかなか歩き出さなかった。
つかまり立ちまでは標準よりも早いぐらいだったのに、なぜかひざで歩くことを覚えてしまい、
それで充分移動できるようになったためかなかなか立って歩くことをしなかった。
 そこで昔ながらの歩行器が登場。妻はこれを使いすぎるとO脚になると信じ、
当初から使う予定はなかったのだが、あまりの事態の進展のなさに親戚のお古を頂いた。

 

 昔からほとんど変化を感じさせないその形。ここにはまり込んで移動する姿は
黄金バットの「ナゾー」のようだ。
 しかし、チャイルドシートも嫌い、スーパーのカートも嫌いの娘は、縛り付けられて
自由を奪われるのを非常に嫌がるのだった。騙しだまし入れようとしても
「やめてくれー」「俺を自由にしてくれー」とばかりに四肢を突っ張り、のけぞり、大泣きだ。
結局ほとんど乗せることはできず、歩行の練習どころではなかった。
スーパーのカートが大丈夫になってからでも何故かこれだけは嫌がり、
まったく活躍せぬまま部屋の隅に放置されることとなった。

 使わなければかなりの大きさである。しかし変化のない形ではあっても工夫はされていた。
足が半分に折れ、折り畳みができるようになっていた。

 

 だが、やはり不要な物は小さくなっても邪魔になるのだった。せっかく頂いたのに
役に立てられなくてごめんなさい。

 続いて通販のセールで押してよし、乗ってよしの車を購入。

 

 しかしこれがまたうまくいかなかった。
タイヤの回転が軽すぎて、よちよち歩きの娘には追いつけない程の勢いで前に進んでしまう。
立っているだけでも不安定でちょっと危ない。シートが持ち上がり、中に物を入れられる
ようになっているので重石をいれるといい、とも聞いてやってみたが、大差なかった。

 結局これで練習することはまったくないまま歩くようになってしまい、用なしかと考えたが、
雪が解けたら外で遊ぶのに使いたいと妻が言うのでそのまま部屋に置いていたら何故か最近
押したり、乗ったりして遊んでいる。狭い所、曲がった所もうまく曲がって行くもんだ。
シート部分にぬいぐるみを乗せて押したりもしてようやく役に立ってきた。

 
 
 子供相手だと大人が意図した使い方が通用しないことって沢山あると思う。

 
(2003年3月28日)







(2002年11月18日)
     

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