BABY



2001年12月11日    入浴 
 

 仕事の帰りが遅くてなかなか機会が少ないのだが、
ようやく娘も大人と一緒にお風呂に入れるようになった。
 嫌がりもしないけれど、楽しそうでもない。
アパートの殺風景なバスルームは面白い物もないだろうに、
キョロキョロあたりを怪訝そうな顔で見つめている。

 
 新生児の頃は何故か、入浴とは言わずに「沐浴」と言っている。
どこからが境なのだろう。湯船の中で体を洗うと言う事なら西洋文化では良くある事だし…。
 「沐浴」と言う響きが宗教的と思うのは私だけなのだろうか。

 我が家での沐浴は台所のシンクに入る少し小さいタイプのベビーバスを使っている。
どうせ短期間しか使わないのだから、とオークションで中古を購入したのだが、
一人きりの時、大人と一緒に風呂に入れるのは上がる時大変、といまだにベビーバスも使っている。
大分頭がつかえてきた。

 購入する前はプラスチックの衣装ケースで充分、と考えた事もあるのだが、
今にして思うとそれだと強度もないし大き過ぎだったろう。狭いアパートでは風呂の中には置けず、
キッチンのテーブルの上ではびしょびしょになりそうだ。
 床の上に置いてやる人もいるようだが、座って中腰で作業をやるのは腰がつらい。

 首がすわってくれば大分楽なのだが、それまではベビーバスでの沐浴も立ってはいても疲れる仕事だ。
首がガクガクしないように、首の下に手首を入れて、耳にお湯が入らないように指で耳にふたをする。
手の小さい女性だとあまり安定しないようだ。沐浴はお父さんに頼む、という母親が多いのもうなずける。
 慣れないうちはなかなか片手での作業もうまくいかないのだが、赤ちゃんの体を安定させるネットを購入。
首だけ支えてやれば体の方はネットが支えてくれるので沐浴が楽になった。


 現在は私が家にいないときは窮屈なベビーバスを使い、私が休みのときなどはどちらかが一緒に風呂に入る。
まずは自分が温まり、もう一人に娘を連れてきてもらい、洗い終わったら連れて行ってもらう。
すばやく拭かないと風邪を引きそうなこの頃の季節。全ての部屋が暖かければいいのだが。

 あまり熱いとすぐに体中真っ赤になるので、ぬる目の湯に入れている。
体を温めている間に思い立って体勢をうつ伏せ姿勢にしたら、
足を伸ばして、バタバタ始めた。平泳ぎだ。顔を上げて楽しそうだ。
 残念ながら狭い浴槽ではすぐに足がどこかにぶつかってしまう。
 
 背泳ぎ!と思って反対にしたら、顔の前でバタバタやられてかなわない。
平泳ぎだけにしておいた方がいいようだ。