入浴(2)
以前は常に抱っこしなくてはできなかった入浴だが、
お座りができるようになってからは随分と楽になった。
様々な作業をする時に両手が自由になると言うのは実にいいもんだ。
お座りができるようになると使えるお風呂グッズが色々ある。
湯船に浮き輪のように浮かべて座らせるもの。
シャンプーの際にリクライニングすることができる、体を固定するタイプの椅子。
いずれも風呂に入れる側の大人の手を自由にし、
かつあちこち動き回る事のないようにするためのグッズである。
母親が洗髪している間に溺れたり、何かを誤飲したりするのも心配だし、
入浴後手が自由でなければ自分の体を拭くことすらできないのだから。
しかしながら、アパートに住む身では風呂場が狭くてこれらのグッズは
かえって邪魔になるシーンが多く考えられる。
風呂に浮かべるタイプは親が入るときは邪魔そうだし、
(風呂桶に本当に入るかサイズも心配した)
椅子タイプだって使用していない時に置き場所に困りそうだ。
そしてどれだけの期間使用することができるのか。
我が家で購入したのは、結局よくある「お風呂マット」。
風呂場の床の上に直接座らせるのは「冷たい」「硬い」と言うことで。
洗う方の我々もこれは御免なことだし。
値段もこれならリーズナブル。カビが発生したら交換するのにも
気兼ねがない値段だ。
やがてつかまり立ちをするようになると、湯船の中でも一人でつかまって立っている。
こうなると浮き輪タイプのものなど本当に価値がなくなってしまう。
一度はしゃぎ過ぎて両手を離して顔が湯の中に入ってびっくりしたことがあるが、
これまで事故もない。焦って買わなくてよかった。
固定する椅子タイプの方も、ベビーラックからチャイルドシート、買い物カートまで
あまり縛られるのが好きでない娘では毎回格闘になりそうな予感もする。
シャンプーする時はまず座らせた状態で洗い、流す時にあぐらをかいた私の足の上に横に寝かせて、
シャワーで流している。別にリクライニングする椅子も必要ないようだ。
本当に小さい頃、ベビーバスで沐浴させていた頃に教わった両手で耳に湯が入らないように
押さえる事は娘の頭が大きくなってきて妻にはもうできないらしい。
私はまだかろうじて押さえる事ができるが、それもいつまでのことか。
が、両耳一度に押さえる事ができなくても、美容院風に流してあげればうまくいくはず。
ギャーギャー大騒ぎして嫌がったこともあったが、この頃は大人しくシャワーを浴びている。
一時期あまりに騒ぐので、シャンプーハットなる物を買ってみた。
しかしこれがサイズがまだ合わなくて、頭から取りたくて騒ぐ娘によって首まで下ろされ、
エリマキ怪獣ジラースのようになってしまった。下げるのはできても、また取る時が大騒ぎだった。
現在は洗面台の下に出番を待ってしまわれている。

(2002年10月3日)