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 ことば   
 

 娘はもうじき1歳8ヶ月。大分ことばが増えてきた。
年末に今どれだけの単語を話すか数え上げてみた。

マンマ、おいしー、んまい!、ねんね、いないいないばー、ブッブー、かわいー、パン、チュッチュ、ジュッチュ、  耳、プーさん 意味・対象ともにほぼ明確なもの
イエー!、ヤッター!、ゴーゴー、キラキラ♪、ウォウウォウー♪、ア〜イア〜イ♪、あ・い・うー!♪ 歌などに合わせて出ることば
おいで、ありがと!、いーじゃん、何?、これ!、え!?、 ちょっと意味を履き違えている節があるもの
ワンワン、ニャンニャ、パパ、ママ、目、 意味の枠が多少ずれているような・・・


 すごいたくさんしゃべるのだが、はっきり文字にしようとしてみると意外と少ないというのが正直な感想。
簡単ではあるが四つに分類してみた。
 
 (1)は本人も意味を分かっていて、しかも状況も間違いなく使用していることば。
例えば自らタオルを体にかけて横になって「ねんね」と言ったり、人形にタオルをかけて「ねんね」させたりする。
この頃は寝る時間が近づくと「ねんねか?」と聞いてみると「ねんね」と返事をする。
 「いないいないばー」は遊びとしてかなり初期から親しんでいたせいか、早い段階で使えるようになった。
バリエーションが増えてきて「いないいない」と言って隠れてから時間をおいて「ばー」とやれるようにもなっている。
 「ブッブー」はオモチャの車と本物の自動車のどちらにも使用している。どの程度理解しているのかは不明だが、
さほど誤解なく使っているようだ。家で「ブッブー」のおもちゃをそう呼んでいても、出かけると周りの車を
「ブッブー」と指差している。自分が乗っている車は何故か呼ばないが。
今日、外から車のクラクションが聞こえたら窓を指差して「ブッブー!」とやってくれた。

 (2)は単語と言っていいのかどうか。音と言ったほうがいいのかもしれないし。
例えば外国の歌を意味も分からず音だけで歌っていると言ったように。
 テレビの影響はすごいと思い知らされる。われわれはまったく教えなくともいつの間にか覚えていて、
どこで覚えたかその出所がわれわれに分からない事さえある。
 1歳半の子が「イエー!」と言いながら踊りまくっているのはかなり笑える。

 (3)本人の中では決まったルールで使っているのかもしれないが、われわれの使用方法と若干のずれがあるもの。
「おいで」はわれわれが娘に声をかけて抱っこしたりする時によく使うので、娘の側は抱っこして欲しい時に使っている。
近寄ってきて手を伸ばして広げて「おいで」と声を掛けてくる姿は「そうじゃないだろ」と突っ込みたくなる。
「ありがと」も逆にわれわれに何か物を渡して言ったりする。何もなくても突然使ったりも。
 「何?」「え!?」もどうもシチュエーションがあってない使い方をするのだが、
時折すごいいいタイミングで言われて「そうじゃねえだろ、生意気だ!」と笑ってしまう事もしばしば。

 (4)「ワンワン」はひどく広い範囲で使っている。動物番組に出ている犬を見て喜んで「ワンワン」と言っていたと思ったら
続いて出てきたゾウでもカバでも「ワンワン」と言ったりする。動物園に連れて行ったが別に直らない。
一応動物が「ワンワン」だと思っているようだ。
 「パパ」についても最近結構言われるのでわかってきたかな、と思っていたのだが、
このことばを使うときはいつも私の体をペシペシと叩きながら言い、
しかも先日妻が私がパソコンをする時に座る席にいたら近づいていってやはり体をペシペシしながら
「パパ」と言っていた。この叩く行為を「パパ」と言っているのでは?など疑問がわいてきている。


 耳で聞いたことばをすぐに繰り返す能力はかなり上がってきている。
だから印象としてはもっと沢山の単語を話している気がしてしまう。
またその時いっぱい話して覚えたつもりでも次の日には忘れていたり。

 自分では発音できなくとも、理解しているということばもあるようだ。
そういうことばはいつか突然話すようになるのかもしれない。

 意味のあるなしに関わらず、子供の話すと言う行為は育てる親の語りかけの量の影響が大きいらしい。
いっぱい話しかけて、いっぱい答えてくれればいいなと思う。
われわれ親以外の人間とあまり接触する機会のない現在だと、
娘の話すことばのほとんどがわれわれから覚える(残りはテレビか?)と思うと少し怖くもある。
「ありがと」なんていいことばばかりを話してくれればいいのだが、そのうち汚いことばも覚えるだろう。
「いーじゃん」なんて誰が教えたと言っていたのだが、よく考えると私がメンドくさそうに言う言い方にそっくりだ。
いつもいつもお上品なことばばかり使っていられないが、ちょっと注意した方がいいかと反省。

 全然意味は分からないのだが「怒っている」「疑問」「楽しい」などがはっきり分かる口調で話している。
言ってみれば外国の人が話しているのを聞いているかのようだ。
「怒っている」口調の合間に「なんなのー」とか「もぉー」などとはさむ事があり、
用法がわかってきている気配がする。いいながら机を激しく叩いたりして。

 この頃返事をしてくれる。返事をするということはすぐに覚える事ではないようだ。
考えてみると何か声を掛けられて喜んだり、悲しんだり、何か行動を起こしたりというよりも
自分で声を出して応答すると言う方がより高度なことなのだろう。
単に「はい」と返事をして答えるだけでなく「〜〜だよね」「〜〜〜なの?」などと声を掛けると
「うん」と返事をしてくれて一応会話らしきものができてきたりしてちょっとうれしい。

 2003年1月6日