BABY



2002年1月12日    体重 
 

 娘が生まれたときの体重は1676グラム。
ふた月あまりの入院の間に1000グラム程体重が増え、2598グラムで退院。
それから毎日のように体重を量り続ける日々が続いていた。

 体重の計測は成長具合を見る目安となっている。
母乳を直接飲ませている場合は、授乳前後の体重の変化で飲んだ量を測るし、
日々の体重の増加具合で消化器官の調子も見る。授乳するミルクの分量や処置も
「2000グラム超えたから〜〜しましょう」と言ったように体重を一つの区切りにして段階を進めていた。

 入院中娘を訪ねた時、まず聞きたいのがその日の体重だった。
ほんの数10グラムぐらいずつの増減に一喜一憂していたものだ。
ミルクを飲む前と後、その日便が出たのかどうか、そんな小さなことにも影響を受けてしまう、
小さな数字なのにちょっと増えては喜び、増えが少ないと言っては心配した。
 それでも入院中は看護婦さんたちが気にしないようにと言ってくれていたし、
何よりも病院に預けてあるのだから安心しよう、と思えた。
ところが退院後はすべて自分たちでの判断となる。

 退院後はレンタルで借りたベビースケールで体重を量る毎日となる。
順調に増えているうちはいいのだが、ひとたび増加が止まると心配性の妻は気になって仕方がない。
一週間も増加が止まっていると病気ではないか、病院に電話した方がいいのでは、と考えてしまう。
その度に機械じゃないんだから一定にはいかない、気分だってあるし、と言い聞かせるのだが、
しょせん素人、根拠もなく、説得力も感じないようだ。
 そうこうしているうちに、何のきっかけかも判明せぬまままた体重は増え始めた。
心配な気分が収まってしまえば、体を良く動かすようになったからとか、
いろいろ理由を考え出すのだが、それもまた単なるこじ付けに過ぎない。

 実は妻の性格からしてベビースケールはかえって心配の種を作るから借りるのにはあまりよくないのではと思っていた。
しかしながら低体重で産まれてきて、授乳量の管理にも必要となりレンタルしたわけだが、
借りてみると記録取り好きの二人なだけに、熱中してしまったところもある。
レンタル期間が終了してからも結局また延長することになった。
3ヶ月借りて、また1ヶ月の延長。
ベビー用品の中にはあまりに便利で頼りすぎ、延長に次ぐ延長となり、
結局買うぐらいのお金がかかってしまう物も良くあると聞いていた。
4ヶ月が終了した時点では、我々も冷静になりそこまでの事態にはならなかった。

 現在はお座りもできるので、大人用のデジタル体重計に座らせて量っている。
返却前にはベビースケール同様に何か上皿を乗せることも考えたのだが、
お座りできるとは画期的なことだった。無駄な心配をしてしまった。
 残念なのは大人用の一般的な体重計なので、最小単位が200グラムな点。
200グラム以下は四捨五入されるため、現在の表示は6.4キロなのだが、
実際には6300グラムから6500グラムまでの幅があることになる。
自分たちが使っている時はそんなことまったく気にならなかったのだが、
ベビースケールから思うとまったく役に立ってないような気にさえなる。
産まれた当初と違って体重の伸びの曲線もカーブがゆるくなってきたこの頃、
毎日毎日同じ数字が続いていた。
 8ヶ月になった今日、ようやく数字は6.6キロに。とうとう6500グラムを超えたか、
と考えてしまいつつ、量りの数字って何だろ、と疑問に思う。


 今の育児ではそうではないのだが、昔はどんどん太らせるのがうまく育てていると言われていたらしい。
だから母乳の出が悪い嫁は肩身の狭い思いをし(母乳偏重指向もあったし)
やせた赤ちゃんの母親は気に病んでいたわけだ。
 現在ではあまり太らせるのは色々まずいということも言われ、また個体差も取りざたされ
気にする必要はないと、あちこちで言っている。
うちの娘は8ヶ月で6.5キロ。小さいよね。周りの友人達の子供と比べても随分小さい。
 母子手帳には身長と体重の発育曲線が載っていて、9割ぐらいの子供が入る帯が示されている。
当然スタートはそのカーブの下側に位置していたのだが、ようやくその帯に入り込んできた。
しかしこれだって、単なる平均であって、これからはみ出ているから不健康と言うことではない。
第一私自体がこういうカーブからはいつもはみ出ていた。
今はそんなことはないだろうが、中学時代は身長はグラフそのものがないところまで伸び、
体重はカーブのずっと下の方に位置していた。しょせん平均なんてそんなのもの。

ちょっと太ったかしら・・・