2001年10月2日 成長ぶり
今日は有給休暇。天気がよかったら予防接種を受けに行くつもりであったが、
あいにくの強い雨。早起きして、ミルクを飲ませ、出発…と思ったがやめてしまった。
予防接種を受けに行って、風邪を引かせては元も子もない。
急に暇になってしまった。
夕べも帰りが遅かったので、ゴロゴロしつつ昨日とった「アギト」のスペシャルをビデオで見る。
テレビを見る休日なんて随分久しぶりだ。
思い立って、ずっとやっていなかった娘のビデオの整理をすることにした。
産まれた日からビデオカメラで撮ってはいたのだが、妻にテレビで見る時面倒だから
VHSにダビングしてと頼まれていたのを、忙しさにかまけずっと放ってあったのだ。
妊娠中の超音波映像から出産直後あたりまでは、1本のテープにしてあるが、その後がまったく撮りっ放し。
60分テープが2〜3本どんな風に撮れているかもわからない状態で転がっている。
誤って消してしまわないようにだけはしてあるが、どれがどれやらわからない。
思えば最初の頃は入院していて、面会の時にしか娘を見れなかったから、
撮って来た映像はすぐに家で見たし、ダビングもすぐにする暇があったのだ。
ところが退院してからは怒涛のような育児生活の波に飲み込まれ、
撮る事はあっても、見たり、ましてやダビングなどする暇がなかったのだ。
テープのダビングは6月15日まで終わっていた。
産まれてから1ヶ月。まだ集中治療室(NICU)に入っていて、
ちょうど体重が2000gを越えたと言って喜んでいた日。
次のテープからは一般の新生児と同じ部屋に移っている。
ほんとに小さい。
そしてすごくやせている。
体につけられた心拍と呼吸のセンサーのコードが痛々しくも懐かしい。
それでもビデオの中の我々は「顔が丸くなった」とか「大きくなった」などと言って喜んでいる。
すぐ隣りにいる現在の娘と見比べれば、まったくのまさしく未熟児なのだが。
全然弱々しいし、表情も少ない。「目が大きくて可愛い」と思っていたが、
それは単に充分に顔の方が成長できていなかったから、バランスがそうなのだ。
今でも目は大きいと思うが、当時は漫画みたいなバランスになっている。
腕や足もまったく細い。
あちこち皮が余ってダブダブしている。
そんな手足を必死にバタバタ動かして何やら訴えている。
大きすぎる服。我々のぎこちない抱き方。
たった3ヶ月前のことなのが信じられない。
そして退院の日。
その日のために準備したドレスはやはり大きすぎて、ただのきれいな布としか映っていない。
その日から始まる育児生活。
とっ散らかった部屋。疲れてボロボロの二人が映っていた。
退院2日後からぐずり用CDの音が聞こえて来たのにはちょっと驚いた。
7月26日。2ヶ月前ぐらいのところまでダビングして今日は終了。
ビデオを見た後、娘を抱くとあまりにでかくなっていてびっくり。
こうして見ると顔つきも大分変わってきている。パーツは変わらないのに
ふっくらしてきたので、印象が随分違う。それに体重がなかった頃は肌もしわっぽかった。
今の方が肌のつやもいい。眉もはっきりしてきたのも表情には影響がある。
まつげも伸びたし。最近はよく笑い表情のバリエーションも増えた。
たった3ヶ月と思ったがあっという間に成長していくものだ。
ビデオの中の娘と違って、今の娘はどっしりとして貫禄があり、じっと自分の手を眺めたりしている。
うかうかしていると、この今の姿も変わってしまうのだなあ、
とますますビデオ&写真で記録に残さねば、と決意する二人であった。