BABY



2001年10月17日    予防接種(ポリオ) 
 

 今日は娘の予防接種に行ってきた。
ポリオの第一回目。

 ポリオと言う名前もまた、子供ができて始めて知った。
集団接種で無料でもあることから、誰でもが受けていると思われるのだが、
まったく自覚がない。
 きっと小さな頃に受けたせいと、病気自体に馴染みが少ないせいだろう。

 予防接種を受けるかどうかは任意である。
接種したことによる副反応も皆無ではないし、逆に受ける対象の病気に
感染する機会が本当に訪れるかどうかもわからない。
 接種の手引きや各種の情報誌にも、予防接種については
予防接種の必要性をよく理解した上で親の判断で受けさせてください、とある。
何も考えずに無料だからと接種を受けて、副反応に驚いて訴えたりしないように、
という行政側の布石のように勘ぐってしまう。
 しかし問題は子供の将来のことなので、行政の態度をどうこう言うよりもまず、
きちんと考えてみた。

 ポリオの場合は盛岡市では10月に集団接種が行われると、次は4月である。
接種は2回受けねばならず、今回受け損なうと来年の10月に終了することになる。
 各予防接種の間隔は一定期間開けねばならず、その辺の兼ね合いも考えないと
全てのスケジュールが遅れていくことになる。

 妻の心配は娘が小さめに産まれたことでリスクは多くないのかと言うこと。
通常ポリオは生後3ヶ月から受けることができるので、生後5ヶ月の娘に対しては
普通であればまったく問題ないのだが、1ヶ月の早産、その上産まれた時の体重は
それよりも更に1ヶ月分遅れて少なめだった我が娘。
成長の目安として色々な基準があるのだが、ものによっては退院時、
つまりは7月を誕生日と考えて下さい、と言われたものもある。
そう思えば今3ヶ月。抵抗力が弱いうちにわざわざ受けずに、もっと体力がついてから
受けさせた方がいいのか。
 病院から渡されたNICUの手引書によると、予防接種に関しては
出生日から数えて受けさせるように、とある。それでも妻は一ヶ月検診の際医師に確認。
納得いかず三ヶ月検診の際に再び確認。(ひどい心配性)
 医師いわく「未熟児で産まれた子こそ、早め早めに接種して抵抗力をつけて下さい」
 それでもなお、納得できた様子はなかったが、自分なりにHPや本で調べたようだ。
自分で納得できないと、まわりでどう言っても仕方ないので、放っておいた。


 が、問題はもう一つ。
 ポリオの接種はあちこちの児童センター、公民館等で行われ、
ほとんどが午前中の早い時間で終了する。9時か10時頃始まり、1時間ほどで終了。
近くでやっているとは限らないし、その日そこに行けなければ別な所に行かなければならない。
 妻は車を運転したくない。家の車は大きすぎるとこぼしている。
その上、一人で娘を乗せて運転したことなどまだない。
 そして妻は朝が苦手だ。準備している間に接種が終わってしまいかねない。

 私の平日休みの日に計画。今月は3回あるが、1回目は強い雨のため中止。
今日は午前中雨の予報だが、今回逃せば後は1回。その日行けなければどうしよう。
 やらなければならないことは、早めに済ませて安心したい私はとにかく朝起きて
準備だけはしようと提案。いつもは起きなくても放っておく妻を今朝は起こし、
娘にミルクをやり、食事をして準備。小雨は降っていたが、なんとか出発。

 会場までは15分ほどで到着。意に反して結構車がきている。
普段はそんなに車は来ない所なので、駐車スペースは少なく、皆住宅地に路上駐車だ。
家の車もちょっと置かせてもらう。
 玄関にお父さんらしき人が暇そうに立っていた。
が、会場に入ると父親同伴は家だけで、まったくの女性だらけ。
やはりそうか。女性だらけに男一人、しかもでかいので目立ってしょうがない。
初めての予防接種を撮ろうかとビデオも持ってきたが、出す気にもなれない。

 検温して診察。接種そのものは口にスポイトでちょっとワクチンを入れるだけの簡単なもの。
注射と違って痛くもないので泣く子もいない。検診の際口に入れられる器具の方が
気持ち悪いぐらいだ。それも娘は「おえっ」という顔をしただけでクリア。
 後は30分ほど以上が起きないかその場で様子を見るだけ。
 会場は児童センターの体育館なので、一輪車があったり、トランポリンがあったり。
壁に一輪車の級と段の基準が貼り出されている。バスケのゴールの上には
「ダンクシュウト禁止」と大きな字で書いてある。
 が、やはり面白いのはそこへ来ている人々。娘もまわりに興味深々だ。
半年に一度の実施、しかも2回受けると言うことで、結構年齢に幅がある。
3ケ月ぐらいの子もいれば、走り回るような子もいる。
こうして沢山の子と比べてみると、家の娘はかわいいのはともかく、とにかくまだ小さい。
標準のラインに入りかかっては来たが、一番小さそうな子と比べても同じぐらいだ。
しかも向こうは本当にまだ産まれたばかりと言う感じの感情表現もまだできない頃。
つまり娘は顔や表情は成長してきているが、サイズがまだまだ小さい。
家の中にいると気づかないことだ。小さいなあとは思っていたが、実感。


 肩の荷が下りたのか妻もほっとして上機嫌。今まで機会もなく、散歩にすら出したことがなかったが、
アパートに戻って駐車場に車を入れてから、そのまま近所の団子屋まで。
娘に近所のお宅の花や木の葉を見せてあげる。
 
 これから風邪が流行る季節。まだまだ心配は序の口。