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白川の関


●奥の細道
心許なき日かず重るまゝに、白川の関にかゝりて旅心定まりぬ。いかで都へと 便求しも斷也。中にもこの関ハ三関の一にして、風騒の人、心をとゞむ。秋風を耳 に殘し、紅葉を俤にして、青葉の梢猶あはれ也。卯の花の白妙に、茨の花の咲 そひて、雪にもこゆる心地ぞする。古人冠を正し衣装を改し事など、清輔の筆に もとゞめ置れしとぞ。

 卯の花をかざしに關の睛着かな  曾良

●古歌
 都をば霞みとともにたちしかど
 秋風ぞ吹く白河の関
                能因法師(後拾遺集)

 たよりあらばいかで都につげならむ
 今日白河の関は越えぬと
                平兼盛(拾遺集)  

 みちのくにへ修行してまかりけるに、白河の関にとまりて、所がらにや常よりも月おもし
 ろくあはれにて、能因が秋風ぞ吹くと申しけむ折りいつなりけむと思ひ出でられて、名残
 多くおぼえければ、関屋の柱に書きつけける

 白河の関屋を月のもる影は人の心をとむるなりけり

                西行(山家集)

●メモ
 ・訪れた日  平成16年8月8日(日)
 ・駐車場   関の森公園に駐車場があります。
 ・その他   木漏れ日の森の中を、蝉の声を聞きながら歌碑探しをしました。


●写真情報  
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▲境の明神▲境の明神の石仏


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▲狛犬▲昼顔が咲いていた


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▲関の森公園より白河の関の山を望む▲関所に到着 フー暑い


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▲森の木漏れ日▲平兼盛、能因法師の歌碑


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▲卯の花街道▲芭蕉が訪れた季節にはこのような卯の花が

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(2004.8.10 UP)
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