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須賀川

●奥の細道
とかくして越行まゝに、あぶくま川を渡る。左に會津根高く、右に岩城・相馬 ・三春の庄、常陸・下野の地をさかひて山つらなる。かげ沼と云所を行に、今日ハ 空曇て物影うつらず。すか川の驛に等窮といふものを尋て、四五日とゞめらる。 先白河の關いかにこえつるやと問。長途のくるしみ、心身つかれ、且ハ風景に魂 うバゝれ、壞舊に腸を斷て、はかばかしう思ひめぐらさず。

  風流の初やおくの田植うた

無下にこえんもさすがにと語れば、脇・第三とつゞけて、三卷となしぬ。  此宿の傍に、大なる栗の木陰をたのみて、世をいとふ僧有。橡ひろふ太山もかくやと閑 に覚られてものに書付侍る。其詞、

  栗といふ文字は西の木と書て 西方浄土に便ありと、行基菩薩の一生杖にも
  柱にも此木を用給ふとかや。

  世の人の見付ぬ花や軒の栗



●メモ
 ・訪れた日  平成16年8月8日(日)
 ・駐車場   須賀川市役所に駐車場があります。
 ・その他   市役所敷地内に芭蕉記念館(無料)があります。
        乙字ヶ滝以外は、2時間程度でのんびり市内散策可能でした。      


●写真情報  
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▲須賀川市役所脇の芭蕉記念館▲可伸庵跡


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▲世の人の見付ぬ花や軒の栗▲栗が置かれていた


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▲十念寺にある市原多代女建立の「田植えうたの句」▲長松院にある等窮の墓


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▲乙字ヶ滝▲五月雨滝降りうづむ水かさ哉


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▲乙字ヶ滝の石仏▲さて今宵の宿は・・・

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(2004.8.10 UP)
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