ミズさんの魅力にせまる 生の舞台より〜

「霧のミラノ」「ワンダーランド」

  

 水さん、雪組組替え後の第1作目。不安と期待とで見にいきました。
 「霧のミラノ」を、1回目観た時には、ストーリーは期待したものとちょっと違ってがっかり(ジャンバティスタを含めて、レジスタンスの活動がもう少しあってもいいのでは?)でも、それは勝手なこちらの期待であって、気をとりなおして、楽しもうと思いなおしました。ロレンツォ(コムさん)とフランチェスカ(まーちゃん)の恋愛が軸で、ロレンツォとカールハインツ(かしげさん)の心の交流?ロレンツォとジャンB(水さん)の友情、ジャンBとエンマ(天勢さん)のエピソード。水さんのジャンバティスタは存在感があってカッコよくて素敵ではありました。でも、メインのストーリーにはあまり影響がない役。だけど、ジャンBの人となり、人生というか、お話もひとつの物語として伝わってきました。ジャンBは、活力があって、明るく、たくましい人物です。見つめていると元気がもらえます。

 水さんの出番としては、ダンスシーンがたっぷりあって、また、その姿がカッコいい。特にヤンさん振りつけのバールの場面、カジノの場面は素敵です。そして、見所のもう1つは、スカラ座のボックス席でのエンマとのラブシーン。素敵です。

 水さんのセリフのあるシーンはどれも短いのです。だから、前の方で見る人はいいのですが、いつも後ろで見る私としては、そのシーンははやめに構えるオペラ必須。そうすることで、ジャンBのお話がより楽しめます。もっとも、オペラなくても男らしい立ち姿、しぐさ、声の表情は十分素敵ではありますが。  
 エンマとのお話でのポイントは、カジノでの出会い(お互いの空白の期間をさぐりあってる?)、スカラ座ボックス席での愛再びへの会話(エンマは障害があることをなんとなく感じさせる。それでも熱いラブシーン)、ロレンツォの声に続きエンマの歌(エンマは活動のことがあって、愛よりも活動?自分にいいきかせてます。)お祭り。そして、時は流れて、二人の会話(またいっしょに活動するというほとんど一言で障害突破。だけど、その短いセリフの中に、ジャンBのエンマへの気持ちや、レジスタンスへの思いや、ロレンツォとの友情やらを感じさせます)。ロレンツォを護送班にばけて、助けだし、ロレンツォとともに、フランチェスカとエンマの元へ。戦争からエンマの元に帰って来てハッピーエント゛。(ジャンB物語としては) 

 ショーでは、オープニングが終わると、水さんメインの白鯨。雰囲気ががらっと変わって下手がわでせりあがり。もう、とりはだものの男くささ。男っぽいハードなダンスです。舞台も大掛かり。お話がせつなく伝わってきます。公演中、いろんな鬘のバージョンもみせてもらえてそういう楽しみもありました。貸切公演で1回だけおひげをつけられたことがあり、客席がどよめいたそうです。その場にいたのにどよめきに気がつかないほどえええーとなって見入っていた私でした。
 中詰の歌もトランプガラの燕尾で華やかです。
 フィナーレ近くが特に素敵です。男役さんたちとの大階段からのダンス。みなさんキザで、そして水さんは、こういうタイプのダンスがよく似合います。ナチュラルで粋な大人の色気があるのです。全体も見たいのですが、必ずここはオペラで追ってしまいます。まだ、スポットのあたらない暗いうちから見てます。 


宝塚歌劇団水さんファンの部屋へ戻る