ミズさんの魅力にせまる 生の舞台より〜

全ツ「銀の狼」「ワンダーランド」

  

 全国ツアー、梅田芸術劇場メインホールで、初日・2日目と見てきました。
 またまた、水さんファンモードの観劇。14年前に月組で上演された作品の再演ということで、あらかじめストーリーを知った上で見ました。

 水さんの役は、殺し屋を職業とするレイ。主人公で、記憶を失った、外科医ミシェルをシルバと名づけ、殺し屋に育てた人物。本来なら、少しづつ記憶を取り戻す主人公とともに物語の展開を見るところなのでしょうが、すでにストーリーは予習ずみ。
ラストに解き明かされたなぞは、国務大臣のジャンルイが、大統領候補を暗殺し、思いのままになる人物を替え玉にした。大統領候補の娘ミレイユも、その陰謀を知らずに片棒を担いでいた。その時、事件に巻き込まれて瀕死の重傷を負いながら生きのびたのがシルバ。妻子は殺されてしまった。そこでシルバは記憶もなくした。仲間を助けるため、一家を殺したのもレイであり、そこで、シルバを助けたのもレイだった。レイはつい、シルバを助けてしまって、殺しのテクニックを教えて、共に仕事をすることになる。シルバが記憶をいつか取り戻すのではと、心のどこかに不安をもっていただろう。そんんな風に思いつつレイを見ると、いろいろな場面でせつない。
 特に、記憶をとりもどそうと、シルバがミレイユをさらって、過去の話を聞いた時、レイが追いかけてきて、ともにチュニスに逃げようと訴えるのだが、シルバはミレイユとともに出て行ってしまう、取り残されるレイ。孤独に生きてきて、今の生活がささやかな幸せだったのかなと、胸が痛くなりました。そのあとの悔恨の歌も心に響きます。
 ずっと黙ってきた過去。でも、隠し通すという強い気持ちがあるわけでもなかったように思います。あきらめのような思いを感じました。CSのナウオンステージで水さんが言われているように、見る側に想像の余地の多いお話ですね。ちょっと想像を膨らませてみました。でも、実はラストはまだ、私は消化不良なんです。また、映像を見て、浸ってみたいです。
 なんだ、かんだと書きましたが、水さんのレイは、とても男らしい雰囲気を持ち、ちょっと屈折した人物。やっぱり、カッコいい。
 ショーは、大劇場は、調和というイメージ。全ツバージョンは個人技というイメージでしょうか。それぞれがそれぞれに輝きを発していました。大劇場では、青い影、白鯨がかなりお気に入りでしたが、今回はかわいい雰囲気の栄光が輝いてました。同じはずなのに。もしかしたら、劇場の広さや人数ということも関係があるかもしれません。 


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