ミズさんの魅力にせまる 生の舞台より〜
星組公演「ベルサイユのばら −フェルゼンとマリーアントワネット編ー
雪組のミズさんが、星組「ベルサイユのばら」にオスカル役で特別出演。月・花・宙・雪と組替え3回、4組在籍経験のミズさんが唯一出演したことのない組の公演でした。期間は正味6日間と短い期間。5人のオスカル役変わりという大掛かりなイベントと申しましょうか。トップバッターは雪組トップの朝海さん。まずは、コムちゃんの特出の日に見に行きました。美しい舞台・衣装・聞きなれた歌の数々等夢のような世界を感じて帰ってきたのですが、名場面集的でお話を楽しむことがあるとはあまり考えませんでした。それと、オスカルの違和感のある唐突な女性モードのシーンのいくつかとを感じていました。
約3週間後。ミズさんの特出。水さんファンモードでの観劇。あらかじめストーリーを知った上で見に行くこととなりました。
漫画のオスカルのとびらから出てきた水さんは、美しかった。水色のシャドーにちょっとびっくりはしましたが、とても似合ってられました。
オープニングはフェルゼンと銀橋にでて、フェルゼンラブラブモード。
お話が進んで、オスカルの初登場は、フェルゼンとともにそれぞれ、下手上手の花道からの同時の登場で、オスカル大好きの悶絶婦人やフェルゼン大好きの失神婦人たちとの場面。で、婦人たちが引っ込むとフェルゼンとのシーンになります。フェルゼンに、帰国をうながして、逆に、恋の苦しさがわかるはずがないとなじられるオスカル。フェルゼンに恋焦がれているオスカルのせつない思いが、その表情、言葉、歌、雰囲気から強く伝わってきて、胸をうちました。以前感じた唐突女性モードのシーンという感じは全く受けずに、涙がでそうでした。
次はブイエ将軍との場面。世の中の状況のことを真剣に憂えて、ブイエ将軍に意見するが、女性であることで馬鹿にされて、父親にもいさめられて、耐えるオスカル。やはり、涙が。ここも唐突女性モードのシーンと以前思ったところなのですが、そんなことは全く思わず。感情移入。オスカルは一途でりりしいのですが、女性としてもかわいく魅力的です。
ジェローデルとの会話はりりしく、アンドレとの場面では、かわいい。だけど、ここでもアンドレにからかわれます。やっぱりちょっとかわいそうなオスカル。とはいえ、アンドレのやさしさを感じることができて、空気はあたたかい。
次はフェルゼンが帰国するという場面で、フェルゼンにオスカルの恋心を見抜かれるところ。やはり、それもまたつらく、見ているこちらも涙。 ここも唐突女性モードのシーンと以前思ったところでした。もう、完全にミズカルとともに気持ちがあってそんな傍観者的なことは思いもしませんでした。そして、フェルゼンの帰国の大演説。オスカルのミズさんの表情ばかりを見ていました。ときたまオスカルを思うアンドレの様子と。表情だけで、オスカルの、フェルゼンを心配する気持ち、フェルゼンの言葉に報われた気持ち、つらい別れの気持ち、もろもろの気持ちが痛いほど伝わってきました。
2部は回想で登場。1回目見たとき、これがちょっと興ざめでした。2回目ではその覚悟?ができていたため、感情移入のさまたげにはなりませんでしたが。そして、フェルゼンとジェローデルのオスカル語りが、見ている物を、物語に引き込んで行きました。
今宵一夜とバスティーユ。
銀橋の歌から部屋へ。とてもやわらかい、やさしい女性らしさをかもしだしていました。アンドレへの言葉の雰囲気もやさしい。窓の外を向き、夜空を見るうしろ姿も美しい。幸せなつかの間のひとときを感じさせました。
パリ市内からは、りりしい。市民たちと生き生きと輝いていました。だけど、アンドレに銃弾が。その悲しい叫びにやはり涙が。あのやさしい、オスカルのことだけを見つめてくれていたアンドレが・・・。
バスティーユのダンス、素晴らしかったです。ぴたっとそろった群舞の中央で、カッコよかった。銃弾に倒れる倒れ方もとても美しい。
後は、「小雨の降る径」のダンス。見る前、想像のつかなかった部分です。カッコいい女性のダンスでした。湖月さんが男らしかった。せり下がりのとき、お顔が平行なのですが、隠れそうなあたりで、湖月さんのほうにお顔の向きを変えて妖しく微笑みかけます。見慣れない光景でした。DVDを買ったら繰り返し見るのかなと想像。
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