ミズさんの魅力にせまる 生の舞台より〜

雪組公演 「君を愛してる」「ミロワール」 

  

大劇場で満足いくまで見たはずなのに東宝に遠征は、何のために?
ミズさん他、キャストのみなさんの変化、進化を見届ける。
全体としての作品の印象の変化を見届ける。
大劇場と東宝の客席の反応の違いはあるのか。
などなどを確かめたくて東宝に行くことにしました。

ですが、その前に大劇場での感想をまとめておきたいと思います。


昔なつかしの宝塚。本当の意味での夢の世界。
私自身が子どものころのマンガから人が飛び出してきたような世界が繰り広げられていました。他の舞台では考えられない、宝塚ならではの世界でしょうか。
登場する女の子はサーカスの花形スターとは言うものの、きどらない、ごく普通の子で、好きになる相手は貴族の大金持ちでその友達も含めてカッコイイ。そして、最後には相思相愛という展開です。街角でぶつかってこける。まさにマンガ。サーカス小屋の洗面器で殴るシーンからの乱闘もマンガ。あははは・・・と笑いで彩る場面です。いい人しか出てきません。そんなことは現実にはありえないのだけれども現実社会でもそう思いたいし、マンガでこそ見たい世界でしょう。昔、マンガを読んでいたころ、主人公の女の子に感情移入をして見ていました。こうして書いてみると、このお話はマルキーズに感情移入してみるとより楽しいのかもしれません。(そういえば、木村先生の作品では前回の黒蜥蜴でも作品を見て、明智探偵ではなくて黒蜥蜴とともに気持ちが動いたように思います。)
だけど、なぜか、(当然主役だから)宝塚を観るときは普通は男役さんのトップさんに感情移入して見てきました。当然今回もジョルジュの心の変化を見つめていました。
最後の最後の短い時間に決断をせまられて気持ちが大きく動くのですよね。
ジョルジュの素直でおだやかな柔軟性のある性格が前半のいろんな場面で描かれています。洗面器で叩かれた相手に言われたことを素直に受け入れ考えます。大事なことをどんどん吸収して成長していくジョルジュです。神父の言葉、弟の言葉、マルキーズの主張、アルガンの主張。
この若くてソフトで可愛いジョルジュを演じるミズさんはまさにその世界の人です。
普通に考えると大人っぽく男らしい持ち味のミズさんらしくない世界の役であろうと思うのに、そうは思えません。ぴったりはまって魅力的に見えます。こんなに可愛い一面があってぴったりはまるのだと、嬉しい発見です。(遥さんではありませんが、ミズさんってはかりしれない〜。)

マルキーズの結婚を知り、自分に問いかけるジョルジュ。遺産を得てマルキーズのサーカスを助けるという手立てがとれないと分かったとき、本当の自分のやるべきことに気づくジョルジュ。お金か愛か。それは簡単に割り切れることではないというのは頭の片隅にあっても、やはり、大きな孤独感を感じていたジョルジュが他の全てを捨てても愛をえらんだことを応援したい気持ちになります。
そして、あのハッピーエンドのラストはまさにマンガの世界で幸せ感で包んでくれます。水さん主演でこういう1作も見れたのは幸せです。これまで、星影の総司、エリザのトートと大きく色の違う役を見せてもらって、今回のジョルジュと、どれもとても魅力的です。


ミロワールはオーソドックスなショーです。
・黒燕尾の群舞。以前からミズさんの黒燕尾のダンスは最高に素敵だと思っていましたが、今回、全体の中のミズさんを堪能させていただきました。一人ひとりがまさに男役さんであって、かつ、ぴしっとそろっている、何度見ても心に響く素晴らしい群舞でした。
・アクアの群舞。ミズさんらしさの出るやわらかな振り付けのダンスがまた素敵でした。ミズさんの最高の笑顔がいいです。そして、まわりの組子さんたち一人ひとりの笑顔も素敵です。
・メドゥサ。心に響くストーリー性のあるダンスです。
・黒燕尾でのミズさんの歌「追憶」からとなみちゃんとのデュエットダンスがまた素敵でした。そういえば、ミズさんのファンになった一つの要因として、ミズさんの相手役さんをとびきりやさしいまなざしであたたかく見つめる目、包み込む雰囲気というのがあったのですが、今回、そのことを思い出しました。




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