育児休業データ -その3



本音データ

無断転載禁止だそうですが、問い合わせをしてもお返事がありませんし、便りがないのは良い便ということで紹介します。そうはいっても、なにか苦情が来たらすぐに削除しますが...2002年9月21日のフリーペーパー「リビング東京中央」に面白いアンケート結果が載っていました。
フリーペーパー読者の660人とOL356人に「もし、会社で育児休業をしんせいする男性がいたらどう思うか」をアンケートしたそうです。で、その中から...

■男性の視点
「今後、育児休業を取りたいという人に対して」は「賛成」「日数など条件付で賛成」と全体の7割弱が賛成意見。
 ▽良いことだ。会社側に理解してもらえるように話し合いの場も作ってあげたい(メーカー・30)
 ▽自分ももうすぐ2人目が産まれる。育児の大変さが分かるだけに快く取らせてあげたい(旅行・27)
 ▽休暇は権利だ!取って当然だ(メーカー・46)
と、もろ手を挙げての賛成派がいる中で一番多かったのが、「条件付で」の声。
 ▽出産のときぐらいにして。長期間になると困る(サービス・32)
 ▽自分が出産したわけじゃないし、せめて第1子は1週間、2子からは考えて(サービス・45)
 ▽根回しや引継ぎをしっかりクリアしてから(公務員・35)
 ▽休業中も職務能力が落ちないように本人も努力する必要がある(印刷業・40)。
また、
 ▽それもその人の考え方と認めます(サービス・43)
 ▽時代の流れですねえ。主張できる人がうらやましい(営業・52)
と、諦め容認派も。

 一方、全体の3割弱いた反対派には、「激高する人」「突き放す人」、そして「保身に走る人」が。
 ▽役に立たない(情報・46)
 ▽競争社会、資本主義社会では通用しない(旅客運輸業・37)
 ▽とってもいいが、元の席があると思うな(銀行・46)
 ▽妻は何をしているんだ?たとえ共働きでも白い目で見てしまう(電機・42)
と怒り、  ▽勝手に取れば(メーカー・30)
 ▽休暇を取る以前に転職を進める(ハウスメーカー・39)
 ▽「出世を逃したな」と思う(30)
と他人ごと。そして、
 ▽その部下はもうだめだ、使えん(サービス・55)
 ▽自分の身も危ない時代「やめろ」という(生命保険・42)
 ▽長期的な仕事が多い。家政婦派遣などで乗り切って欲しい(研究所・56)
と自分への仕事の飛び火を危惧。
実際に申請するとなると
 ▽このリストラ時代、同じ給料で、ひとりで今までの何倍もの仕事をしなければならない状況で休むには、相当の風当たりとイヤミの嵐をかくごして(サービス・42)
となるよう。
長期的には無理でも、妻や子どもの病気、入学式などの学校行事のためになら休めるという声も。
多くの夫は、子育ての大変さを分かり、「協力しなくては」と思ってはいるのです。でも、休めるかどうかは夫を取り囲む社内状況に左右され、それは夫の意思でどうにかなる、というものではなさそうですね。



このまま消えてしまうには惜しいデータです。公共機関のアンケートとは違う生身の声が聞けているような気がします。
特に反対派の意見が、きっとホンネはこうなんだろうな、って。
僕は、人の入れ替わりが激しく、努力よりも成果を認めるような、それなりにリベラルな会社で働いているつもりです。だから余計そういう人が多いのかもしれませんが、面と向かって僕に意見する人はほとんどいなくても、「激高する人」「突き放す人」の話を人づてに聞くことはあります。「所詮、あいつは変わり者」と見られているような気もしますが。
でも、ここまでホンネが聞けているアンケート結果でも、男性で7割が育児休業に対して賛成意見をもっているというのは、時代が変わっていることをあらわしているのではないでしょうか。実態がおいついているかどうかは別にして。
職場の雰囲気や社会の仕組みを本当に変えなきゃいけないと思っているなら、自分から変えようとしなきゃダメでしょう。他力本願じゃ、いつまでたっても何も変わらないと思います。
あ...なんか、これ、どこかにも書いたような。

とはいえ、理想論としては自分も育児休業を取得してみたいというのがあるかもしれませんが、やっぱり現実はなかなかきびしいのでしょう。現実的には僕のように10ヶ月も育児休業を取ることは難しいのでしょう。僕の場合はプロジェクト制の職場ということもあり、周りにそれほど迷惑をかけずにすんでいると思うのですが、お客さん先の企業や妻の職場での話を聞いていると難しいだろうと思います。妻の勤め先も、それなりに、大企業で、世間に向けてはえらそうなことを言っている会社なのですが...週刊誌に売れそうなネタはごろごろしています。
と、話がそれてしまいました。

父親が育児休業を取る第一歩。まずは期間限定で良いので、生まれた子が家に帰ってきた直後のほんの一週間だけでも休みを取ってみませんか。
一週間程度であれば、ほとんどの方は前後の仕事のやりくりをすることでなんとかなるのではないでしょうか。