映画のハナシ
* 10月の映画 *


『At the Height of Summer (夏至) 』  2000年仏/ベトナム

トラン・アン・ユン監督。
母の命日に集まった三姉妹が、母が父以外の男性に抱いていたという
恋心に戸惑う。
長女スオンは、夫に愛人がいて夫婦仲がぎくしゃくしている。
次女カインは小説家志望の夫と結婚したばかり。
三女リエンは、恋人よりも同居している兄が大好き。
3人の恋とそれぞれの秘密が、 トラン・アン・ユン監督の映画だなぁという
美しい映像で描かれています。
髪がいつも濡れているのも、不思議な演出。
でもこれがおしゃれなんですよね。きっと。


『バトル・ロワイアル 』  2000年日本

「今日はみんなに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」
全国の中学3年生4万3000クラスの中から
無作為に選ばれた1クラスを最後の一人になるまで殺し合わせる
新世紀教育改革法・通称【BR法】。
次々に減っていくクラスメート。
次は自分が殺されるかもという恐怖。
同じ状況になったとしたら、
自分はどういう行動をとるんだろう と多くの人が考えたかも。
原作の方は、いちいち説明書きがちょっと・・・という感じなので、
映画の方が私は好きです。


『A TIME FOR DRUNKEN HORSES 』  2000年イラン

カンヌ映画祭で新人賞を受賞。
イラクとの国境地帯に住む、クルド人の子供たちをの生活を描いている作品。
障害を持った兄の手術代を稼ぐ為に寒い雪山の中、馬を引いて歩く弟、
必死に冷たい兄の手を擦って温めようとする妹、
弟の面倒を見てもらうのを条件にお嫁に行く姉。
家族の結びつきを思い知らされる映画でした。
ドキュメンタリータッチのこの映画、
出演している子供たちはこの付近の村に住んでいる、
素人の中から選ばれたそうです。


『Amelie(アメリ) 』  2001年フランス

モンマルトルのカフェで働くアメリ。
彼女の好きなことは、クレーム・ブリュレのカリカリの焼き目をスプーンで壊すことと、
穀物が入った袋にできるだけ深く手を入れること、
サンマルタン運河の岸で水切をすること、
そして、回りの人たちの人生をちょっとだけ幸せにする小さな悪戯をしかけること。
捨てられたスピード写真のコレクターのニノに出会ってから、
一風変わった恋の駆け引きが始まる。
映画の中で、回りの人たちを幸せにしたアメリは、
この映画を観た私も幸せな気持ちにしてくれました。