ミド猫の旅行記

海外編

・・・ドイツ、オーストリア一人旅・・・ロンドン、パリ新婚旅行


好評(?)連載中! / 成田・モスクワ

"Last Up date:Feb.19.2000"

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モスクワ経由ドイツ9泊10日の旅その1

1995年6月終わりから10日間。初めての海外旅行とあって、緊張。長時間飛行機に乗るのはもちろんこれが初めて。短時間でもイヤなのに。この頃の私はちょうど無職で、それをいいことに(いいんだか!)「長年夢見ていたドイツ一人旅を決行するのは今なんだ!」と鼻息荒く『エイビーロード』を開いたのでした。パスポートをとるために戸籍謄本を取り寄せ、「やっぱり私はあのうちの子で間違いなかったんだな」と確認したり、「短期間でもNOVAとか行っとくと安心かなあ」と駅前でつぶやいたりしているうちについに出発の日。

この日のために事前に空港見学に行っているのでまあスムーズに成田空港へ到着。トラベラーズチェックを作った東京銀行で、マルクの現金も少し両替してあったしすることはなし。(このとき、「ドルもいりますか?」と聞かれて「ヨーロッパ行くのになんで?」と思って断ったんだけど、ちょっとだけ替えとけば良かったとあとで悔やむ。)文庫本を一冊買い、お茶をしたら搭乗時刻。異国の地で死ぬのはイヤだな、(今時誰もそんなこと思わない?)と突然フッと旅行に行くのが恐ろしくなって涙が出るがしょうがない。行くって言ったのは私。

アエロフロートの機内はムワ〜ッと香水のにおい。「誰?」と周りを見回したがなんと一人じゃないのだ。スチュワーデスさんがみんな香水クサイのだ。たばこや香水などのきつい匂いに弱い私は往復共にこれは苦痛でした。ロシア人らしき人:日本人:その他が4:5:1といった感じでしょうか。昔製本した手帳を、ここぞとばかりに取り出して旅行記録開始。定刻より20分遅れて出発。放送は「オッー、ニーマーニェン」「ズラズラズランダーショ、アリョー、パリョー」と全く分からないロシア語と、「Ladies&Gentlemen」「Thank you!」しかわからない英語。成田-モスクワ間は日本語放送があると思ってたよー。(ちなみに帰りはありました。)英語くらいちゃんとやっとけば良かった、と私を含めて英語の苦手な海外旅行者はみな思うのでしょうが、じゃあ、旅行から帰ったら勉強するかというとしてないんだな、これが。食事はまあまあおいしかった。(というか、食事の間は飛行機の恐怖を忘れることができるので集中した!)付いてきた調味料などは日本のモノ。キッコーマンのしょうゆに雪印のバター。夕食の時は、一人ずつにお品書きを配ってくれたのでてっきりもらっても良いモノだと思っていたら、あとで回収に来た。「もらってもいいですか?」(←日本語)と欲しそうな顔をしたら困ったような顔をして「Take it なんとか」と言ってくれた。TV放送もロシア語と英語しかないし、どうやっても香水クサイのからは逃れられないし、初めて知ったが私は高所恐怖症の閉所恐怖症かもしれない。地に足がつかない、この閉塞空間が耐えられないっ!って普通みんなきらいだよね?飛行機って。暗所恐怖症でもあるし、実は面堂君よりやっかいなのかも。途中ひどく揺れて、怖かったけど何とか無事モスクワのシェレメチェボ国際空港に到着。

どこに並べと言っているのかよく分からないので、一番たくさん人が並んでいるところに一緒に並んで1時間。自分の番がきてパスポートを見せると、違うところに並べと言う。やっと通過できたけど、今度はトランジットの人が泊まる宿行きの待合い場所が分からない。適当に人の良さそうな(けどみんな怖そう)空港の人をつかまえて不確定ながら言われた番号のところで待つこと1時間。一度も洗ったことのなさそうなボロいバスに乗ってホテルへ。ホテルはなかなかきれいでホッ。ちゃんと湯船もあるし、ツインの部屋を一人で使える(←意味ないけど)。

ホテルのフロント(らしき所)で、その日そのトランジットホテルに泊まる客が集められて「モスクワ市内観光がしたい人は20:30(まだ明るいのだ)に集まってください。料金は20ドルか2000円です。」と言われた。日本人観光客が10人くらいいたので安心。明日はイスタンブールへ行くという、とても英語の堪能な方がいて、みんなに通訳してくれました。このころは1ドル80円くらいの円高だったので、円で払うのはちょっとくやしい気がしましたが、しょうがありません。モスクワではビザなしなのでホテルから出られないと聞いていたので、2000円で観光できるなら安いしまたとないチャンス!と出かけました。いやぁ、行って良かった。予想以上にあちこち見せてくれたし、クレムリン宮殿など2カ所で「写真を撮ってこい」と下ろしてくれました。銃を持った警備兵らしき人がたくさんいるので緊張したけど、わかっていて見逃してくれているのか、バスの運転手と言葉を交わしたりしていました。(きっとこういうふうにホテルから連れてきたらいけないと思うんだけど、観光客のお金が落ちるんだからよしとしているのかな。ルーブルを持っていないので買い物はできませんが。)ほんっとに美しい建物がたくさんありました。どれも宮殿風でキラキラしているネギ坊主たちを撮るのにフイルム1本使ってしまった。パノラマの使い捨てカメラを持ってくれば良かった。とても入りきれない。キラキラしている宮殿風の建物の横をボロい市電が走り、うつむき加減の背中の曲がった勤め人がゾロゾロと歩いているのがすごくミスマッチしていました。夜10時。やっと日が暮れました。何度やってみてもお湯がでず、水風呂に入ってこの日は就寝。





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