1995年9月、嫁さんとロサンゼルスへ旅行した際、いくつかのショッピングモールで野球の直筆サインボールが売っていた。当時ボクの感覚では、サインは本人より直接もらうものであり、店で買えるとは思っていなかった。当然ボクはサインを直接もらうことなどできるすべもなく、また特に興味もなかった。
この年は、野茂英雄が自分の夢だったメジャーリーグでの挑戦を開始した年であり、ボクもそれ見たさのためにBSテレビを購入して野球中継に見入ったものだった。百聞は一見にしかずというかメジャーリーグのプレーはダイナミックであり不思議と新鮮味があり、また、野茂が三振を取る姿は痛快であり、ホームランを打たれれば落胆しなど、結構楽しませてもらいました。
ロスで売っていたサインボールは、過去の著名な選手やチームの寄せ書きサインなどたくさんあったが、その中でふと目を引いたものに、ミッキーマントルとロジャーマリスのサインボールがあった。彼ら2人については、’85にマリスが亡くなったというニュースを聞いた当時、ちょっと興味を持ち調べたことがあった。ヤンキーズのチームメイトでホームラン争いをしたこと、試合数の関係でマリスの61本のホームランはベーブルースの60本の記録を破った事にならないなど、当時学生だったボクは、暇つぶしに学校の図書館で調べたものだった。
サインボールを眺めているうちに、マントルやマリスさらには学生だった自分のことなどを想い出し、しばらくもの思いにふけってしまっていた。ただそれだけですが・・・、ただそれだけでそのボールがほしくなりました。もちろんそのボールは高価すぎて買えませんでしたが、それが始まりでもありました。
翌年、再度ロスへ渡ったボクは、野茂のサインボールを買ってしまい、めでたく直筆サイン物の第1号となったのであります。