そしていよいよ手術当日。
9時に病院に行かなければならないのでそれまでに洗濯をして旦那と永遠にご飯を食べさせた。
私は食事をしてはいけなかったので味見もせずに朝食を作った。
そして旦那に乗せられ病院へ出発。
流産を告げられた日につぼみだった桜が満開だった。
まるで久遠が天国に行くのに淋しくないような咲きっぷりだった。
ちょうどそのころ永遠が気管支炎を起こしており3日とあけず病院に通っていた。
その日は通院の日だったので旦那は私を病院に送って永遠を病院に連れていくことにしていた。
病院に着いて内診を受け先生から旦那も呼ばれ説明があった。
「流産は奥さんのせいではないですからね」と切り出し
手術の説明があった。
妊娠すると胎盤やらができるのでそれをきれいにするための手術だと。
その後先生は驚く事を言い出した。
「○○サンの場合、あんまり内容物がないから麻酔なしでもできそうですけどどうします?」
普通は全身麻酔でやる手術だというのだが
私の場合は久遠が自分で出て行ってくれたために掻爬するものが少なかったらしく
麻酔なしでも大丈夫だという話だった。
どのくらいの痛みかと聞いたら生理痛程度だという。
手術自体は危険なものではないが麻酔をすると麻酔事故の危険も出てくるといわれた。
痛みには耐えられる気がした。
久遠はこの手術の痛みよりももっとつらい思いをしたかもしれないと思うと
私は麻酔なしで手術を受けなければいけない気がした。
「麻酔なしでお願いします」
そう答えていた。
旦那は「本当に大丈夫か???」と心配していた。