出血


次の通院までの時間は精神的にも肉体的にもぼろぼろだった。
母がそんな状態で毎日電話が何十件もかかってくる。
つわりが結構ひどく吐きまくっていた。
たまたま風邪も引いたらしく38度の熱も出した。
やたらとオレンジジュースとお湯を注いで捨てるとできるタイプの焼きそばが食べたかった。
久遠がきっと好きだったものだと思っている。

3月31日だったと思う。 
少量のピンク色の出血があった。
永遠を妊娠中、しょっちゅう出血していたので
なんだ、また出血か、と軽く考えていた。
量も少ないし、上の子がいるから抱っこしたりしてるせいかなと軽く考えていた。
しかし甘かった。
時間を追うごとに出血量はどんどん増え
次の日にはピンク色だった血液は真っ赤になっていく。
お腹もどんどん痛くなってきた。
病院にいこうにも旦那は運悪く宿直。
とにかく横になって様子を見た。
インターネットでいろいろ調べてみた。
着床出血かもしれない、と悪い方へは考えなかった。考えたくなかった。
あまっていた妊娠検査薬で検査してみた。
結果は陽性。大丈夫。きっと久遠は元気だ。
そう思っていた。いや思い込もうとしていた。
そうこうしているうちに固まりが出てくるようになった・・・
嫌な予感がしていた。

そして迎えた4月2日。
私たち夫婦の結婚記念日だ。
この日にだけは病院に行きたくなかった。
でももう出血量もお腹の痛みも限界だった。

「病院に連れて行って・・・」

旦那に絞り出すようにいったのを覚えている。

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