<B図>の吹き抜けでつながる「?の部屋」では、宿題でも、マンガでも、プラモデルでも、なんでもいいじゃないですか。
下で食事の支度をしているお母さんが、こどもがそこにいる事を気配で感じることができて、なんとなくだけど確かにつながっている、という意識は小さな家族を感じる幸せにつながります。
これまでのように、1階と2階とを階段という通路だけでつなぎとめ、そのうえ子供部屋をすべてがそろったりっぱな部屋にしてしまえば部屋は、孤立した空間となり、子供の人数分がろうかに沿って横一列に並べられた家はもう家というよりは、トイレ共用のアパートに近いものになってしまう。
こども部屋から勉強机をスペースと一緒に外へ出すと、子供部屋はこれまでの広い勉強部屋から、必要最小限の小さな部屋になり、この部屋の役割は、これまでの「こどもの城」みたいなものから、こんどは、自分自身の身の回りの事を、自分できちんとできるようになるための責任が与えられた「生活の基本を身に付ける場所」となります。
そして外に出てきた机と本棚が置かれたスペースは、吹き抜けを通してお互いの気配を正直に伝え合い、勉強していようが、遊んでいようが、そんな事よりももっと大切にしたい、家族が一緒であるという何かほっとする安らかな落ち着きが得られます。
こうして出来た「?の部屋」に、わたし達は「ミニ図書室」という部屋名をつけました。 |