◆ <キッチン編>
 

キッチンを考える時、使いやすさと同時に一緒に考えたいのが自分達の食生活です。
 朝食はパン?それともごはんにお味噌汁?洋食派?それとも和食派?子供達が一番喜ぶお母さんの得意料理は?家族それぞれの食生活があれば、キッチンももちろんそれに合う機能を備えたい

 「私の場合は、シンクはこれくらいの広さと深さもこれくらいがいいな。」
 「調理スペースはこれくらい欲しいな。」
 「家の場合は中華料理が多いからコンロの火力は強いのがほしい。」etc

 家族の食生活やつくり手の料理手法にあったキッチンは、我が家らしさがあらわれていて、それはとっても楽しい事です。

 ここまできたらあとは、水洗金具をちょっとおしゃれなものにしたりすればキッチンはよりたのしい空間に鳴るでしょう。
◆ <お水編>

 こどもの頃、ポンプで汲み上げた地下水の水を飲んだ時、つめたくて、甘味があってとてもおいしい水であったことをいまでも覚えています。いまではもう汚染が進んでしまい飲むことはできません。除草剤や農薬の散布によって、土を汚染したために地下水まで劇薬が達したためです。
 
 地球は、土をつくるのに気の遠くなる程の年月をかけてつくります。その土で人間やいきものの食べ物がつくられ、生命の営みが行われていることの重さを、わたし達はもっと深く受け止め、考える必要があるのではないでしょうか。


 わたし達の家では、家に引き込む前の段階でいったん簡単に水を浄化します。これによって洗面、おふろなどで使う水は、塩素のくすり臭さや、チクチク感をなくして、あたりのやわらかい水にします。そうしてからキッチンで、さらにこの水を浄化させつつ天然の湧き水に近ずけた水にします。


 よい水での暮らしは、日常生活に1つの安心感を与えてくれます。この安心感は、どんなにりっぱな家に住んでも得がたいおおきな安心感といえるでしょう。
◆ <おふろ編>
 「既存のおふろをユニットバスに替えたいのですが」といったリフォームの相談をときどき受けます。たいていの場合、入り口のドアの下の土台が水漏れによって腐っていてシロアリにやられています。今日のユニットバスの普及は、水漏れの心配をなくした利点からくるもので、それはそれでよしとすべきことなのですが、工事に立ち会うたびに、裏側からたたけばベコベコする薄い壁や、接着材、シーリング等の匂いが充満する浴室は、生き物を拒否しているようにさえ感じ、この中でくつろぐ気にはなれません。

 そこでユニットバスが普及する前の木造在来工法の浴室施工をもう一度見直し、人間が鳥や動物達と同じように生き物として求める森や湖のような、休息の場所としての浴室つくりをめざします。
  これはリフォームではなくリメイクです。
 まず、入り口のドアの下の土台の部分を水漏れによる問題解決のために施工方法を工夫して行います。次に写真の家の浴室には木質の素材を使っていますが。湿気対策として壁の裏側に通気層を設けています。
 
 また、脱衣室がわの壁も素材を浴室と同じものを使って木の香りを統一します。さらにふろあがりの足裏の冷たさをやわらげるために、当初のフローリングを止め、防水加工された籐を敷いてみました。


こうしてできあがった浴室は、贅沢なくらい木の香りでいっぱいになり、工事費も中クラスのユニットバスの工事費と同じ程度で完成しました。

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