初めての出産だった私には自分が生むまで出産がどういうものかイメージできませんでした。
そりゃあ、友達からは「痛いよ」とか、「10日間の便秘が(1ヶ月かな)治ったような…」などという話は聞いてましたが、
これはほんと、自分で経験しないとなかなかわかりません。
お産て人によっても違うようだし、私の場合はこうでした…。
朝からマタニティスイミングに出かけ、午後から検診に出かけました。出産予定日の2週間前でしたが、実家には帰ってませんでした。というのも、実家は自宅から車で20分くらいの距離だったし、そんなに早く帰らなくてもって思ってたので。
翌週に帰ろうと思ってたのです。
検診では「おりものがふえている」ということでお薬をもらって帰ってきました。
38週目に入ったところで腹囲は92センチ。子宮口も1センチしかあいて無くて
「37週超えたらいつ生まれても良いんだから」という話は聞いてたけど、
私自身、まだだろうなって勝手に思っていました。
その夜、トイレに入ったら出血がありました。
と、言っても少量で濃い色の血液が2,3滴出たと言う感じでした。
それが「おしるし」でした。
で、すぐに陣痛が始まるのかな?と思ってちょっと緊張してたのですが、お腹は痛くありませんでした。
「病院に行こうかな」とだんなに話したら、「痛くなってからで良いんじゃない?」と言われ、その日は入院準備品の確認だけして
寝ました。いつお産が始まるんだろうと思うと緊張してなかなか寝られなかったです。
結局朝起きても陣痛は始まりませんでした。
でも、出血が気になったので病院に行きました。診てもらったけど、「子宮口もまだそんなに開いてないし、もし、それがおしるしでも
まだ生まれない」と言われました。
翌日はスイミングとヨガがあるので、「言っても良いですか?」と聞いたところ、「大丈夫」との返事。
赤ちゃんはお腹の中で動きまくってました。お腹は張り気味…。
おしるしがあったらすぐに生まれるんじゃないのかな?
午前中はスイミングに行きました。プールに居る看護婦さんに出血の話をした所、「私はおしるしがあったその日に生まれたけど」
と言われました。じゃあ、おしるしじゃなかったのかな?
「お腹が痛くなったらいつでも言ってね」と言われましたが、結局何事も無くいつも通りにメニューをこなして終わりました。
でも、スイミングを終えて、車に乗り、ヨガ教室に向かう途中どうもお腹が張るのです。
それも、下腹で、膀胱を中から赤ちゃんに押さえつけられてるという感じ。
トイレが近くなりました。
ヨガ教室で先生に出血のことを聞いたら、「診察のときに傷がついたかも」って言われました。
夜、御飯を作っているときだんなから駅に迎えに来てという電話があり、車で迎えに行きました。
なんか、お腹が張ってる感じです。
だんなと家に帰りつく途中、なにかがお腹から出たような気がしました。
トイレに入ってみてみると、うすい血の混じった水が出ていました。破水です。
ついに始まるんだ…。
迎えに行っただんなに車に乗せてもらって病院に。
病院に着いたのが、10時前。診察をしてもらいました。
「お産が始まります。入院しましょう」と言われ、病室を案内してもらいました。
まだ、陣痛はひどくありませんでした。
だんなが近くの店にお水を買いに行ってくれました。
それから夕食を食べていなかったのでだんなが買ってくれていたパンをベッドで食べました。
破水しているので寝返りも打てず、ひたすら横向きで寝ていました。
陣痛は5分間隔、まだそんなに痛くなくこんなので大丈夫かなと思っていましたが、
午前1時くらいから陣痛の痛みが増してきました!
腰が痛くてだるくて…。陣痛の時の痛みは人によって場所が違いますが、生理痛で痛む所が痛くなるんじゃないかな?
(と、私は思うのですが、友達に聞いてもそう言えば…って言ってました)
5分間隔で痛みが波のように(ほんと)襲ってきます。
ベッドに寝ていられる状態ではなく、ピークの頃にはベッドから降りて頭をベッドにつけて四つんばいみたいな格好になっていました。
それでも眠いので、陣痛がおさまると眠ってしまいます。でも、すぐに次の波…。
いつになったら分娩室に入れるの?息みたくて仕方が無い気持ちと苦しみながら戦った6時間後、午前7時過ぎに分娩室に行く事になりました。実は私、「息む」という日本語の意味を知らずして、出産に臨んだんですね、でもよくどう言う事か分かりました。
移動する前に病室に朝御飯が届けられましたが、とても食べられる状態ではありませんでした。水はよく飲みました。
だんなが買ってくれた2リットルのペットボトルがほとんど残ってませんでした。
私が生んだ産院は分娩室に入る前にもう一段階あって、分娩室の手前に待機するベッドがあり、まずそこで
様子を見ます。ですから、移動してもまだすぐに生まれるわけではなく、そこでもう一息頑張ります。
ここでは息んでも良いと言われ、少し楽になりました。
だんなは立会いを希望してなかったのですが、この部屋まで来てくれました。
そして、いよいよ分娩室に移動します。
分娩台に乗ってる時間は2,30分あったでしょうか、陣痛の波に合わせ2,3度息むと赤ちゃんが生まれました。
ちょっと高い泣き声。
「男の子です」生まれてすぐの赤ちゃんを私の胸元に乗せてくださいました。
小さな体と初めてご対面です。しばらくして赤ちゃんは連れて行かれ、しばらくして私も分娩室から出ました。
10時間の戦いがようやく終わったと言う感じでした。