共 同 住 宅 


1.計 画

 まずはじめに重要なのは、立地条件・入居率・賃貸経営の収支です。

 立地条件と入居率は、密接に係わり合いがあります。駅から徒歩圏は一番良いのですが、バス等の交通手段があれば問題ありません。 

 ファミリータイプの場合は、駅からの距離よりも、住環境・広さ・使い勝手・グレードにこだわる方が、最近多くなりました。

 駅等から多少距離がある場合、家賃は若干抑えるべきですが、外観・使い勝手・広さ等を考慮して造れば、入居者は賃貸マンションでも愛着を

 持ち、長く住んでもらえます。入居者の立場に立って計画・設計・施工していく事が大切です。以前のように極端に低価格の建物では、初期コストは

 低く抑えら、採算が取れると思われがちですが、5年10年して入居率が下がり、空室が目立つようになってしまいます。

 これからは、賃貸マンションでもワングレード上の建物を造り、他との差別化を図りましょう。

2.賃貸経営

 金融機関の預貯金金利がゼロに近い今、賃貸経営は大変有利です。利廻りも、かなりの数字になります。

 しかし、「本当に満室になるのだろうか?」と、いろいろ不安がお有りだと思います。その場合、大手不動産会社の、家賃保証システムもあります。

 借入利息が安いので、利廻りはかなり高利廻りが予想されます。昨年当社で竣工したマンションを例にあげ、ご説明致します。 

 所在地は埼玉県草加市で、駅からバスで20分徒歩10分です。立地条件は、良いといえません。唯一良い所は、南側の日当たりの良さです。

 オーナーの所有地で、規模は重量鉄骨3建て6世帯で、間取りは2LDKと少し広めです。総工費は外溝工事・舗装等を含め7000万円でした。

 資金はオーナー様の希望で、すべて金融機関からの借入金でした。家賃収入は駐車場代を含め57万円ですが、家賃保証を受けているので、 

 その8割の456,000円です。35年ローンで月々の返済が238,000円。差引で218,000円の収入でした。

 7000万円を金融機関に預入れたとして、利廻りは7.5%以上で、家賃保証を委託しなければ10%近くになります。

 税制面でも、借入金利・建物の減価償却費・維持経費・建物の固定資産税等が必要経費として収入から差引けますので、大変有利です。