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2004年はさる年。 ということで、「さるの絵本」を集めてみました。 うちには、さる年はいないけど、お猿さんのように元気に1年を過ごしたいなあと思っています。 絵本の中のお猿さんたちも元気にしているかなあ。 みんなで覗いて見ましょう。 |
かにむかし 木下順二 文 清水崑 絵 岩波書店 さるとかにのお話はたくさんあるけど、我が家の『さるかに』はこれ。 さるが、かにの仲間たちにやっつけられるところは、スピード感があって、好き。 |
| さるとわに ジャータカ物語より ポールガルトン 作 きむらよりはる 訳 ほるぷ出版 あるひ、若いわにがさるを一匹、つかまえてやろうと、決心した。 「さるは、すばしっこいだろう。でも、おれは、それよりずっとりこうなんだ。」と、 若いわには年寄りのわにに威張って言った。 わには、マンゴーの木の一番高い枝に飛び移っては、その先で熟れた実を食べているさるが気に入り、 「あいつこそ、おれのたべたいやつだ。」と思った。 ところが、さるはそう思ってくれない。くれるはずがない。 「わにの様々な企みにも、さるは決して、油断せず、頭を働かせ、果敢に立ち向かう。 わには、一度もさるを捕まえる事ができなかった。 ジャータカ物語というのは、いろいろな動物の姿で現れるブッタの前生を語る古いインドの寓話集。 ここでは、ブッタをさるに託して、その秀れて機知に富んだ様子をわにとのやり取りを通して、 ユーモラスな形で表現している。 |
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さるのひとりごと 松谷みよ子 文 司修 絵 童心社 昔あったげな、あるとき一匹の猿が、いつもいつも山を見とるけぇ、つまらんなぁと海ばたへ出ると、 猿のひとりごとに返事をするもんがある。 島根県に伝わる、奥深い民話を題材にした絵本。 以前、わらべうたの先生に読み聞かせをしたもらったことを思い出した。 もの悲しげな絵だけど、なにかほっとするものが、心に残るお話。 |
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やんちゃなサルとしずかなパンダ アントニア・バーバー 文 メイロ・ソー 絵 山口文生 訳 評論社 昔、ある中国の村にサルとパンダが住んでいた。 サルはやんちゃな元気もの。パンダは静かでおっとり。子ども達はどちらも大好き。 でも、サルはそれが気に入らない。 もっと、子ども達に好かれようと、いたずらを重ねる。 これに困った村人が、寺に住む老人に相談に行く。 連れてこられたサルは老人に、パンダとぼくとどちらがえらいか決めてくれと言う。 それなら、両方の言い分をとパンだのいる竹やぶに行く。 サルは、いろんな話をするが、パンダは何も言わない。 頭にきたサルは、雲に乗って、世界の果てまで旅をした話をした。 これには、そばで聞いていた子ども達も引き込まれた。 パンダは、竹やぶの美しさやよさを語る。 老人は言う。「サルは、世界の果てまで連れていってくれた。 パンダは、ものごとのまことの姿を示してくれた。 どちらかを選ぶ事などできぬ。」と。 そして、子ども達に両方とも大事にするよう言った。 子ども達は、最初からサルもパンダも好きだよね。 中国のゆかいなお話。 |
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かたつむりとさる ヤン・サン 再話 ハー・ダン 下絵 やすいきよこ 訳 福音館書店 歩みののろいカタツムリをバカにしたサルに、カタツムリが競争を挑むというお話。 ウサギとカメの競争では、ウサギがさぼったことから、まじめなカメが勝つけど、 このお話は、カタツムリが親類縁者を集めて、きっちり作戦をたてて勝っちゃう。 智恵の勝利なの。 この絵本の絵は、刺しゅうです。 「ラオス・モン族の民話」で、「ししゅう モンのこどもたち」とあるので、 この刺しゅうはモン族の子供たちによるものかもしれません。 とても、かわいいです。 |
さるのせんせいとへびのかんごふさん穂高順也 文 荒井良二 絵 ビリケン出版 さるの先生とへびの看護婦さんがいるどうぶつ村の病院。 このへびの看護婦さんはいろんなものに変身する。 お薬を作る容器、注射器、身長計、胃カメラ、鼻の洗浄器等々、とても働き者。 しまいには ものほしざおにまでなるの。 病院はあんまり行きたくはないけど、こんな病院だったら一度行ってみてもいいかな?? 注射の場面はちょっとビックリするかもしれないけど、楽しいお話。 先生と看護婦さんが入れ替わった『へびのせんせいとさるのかんごふさん』も楽しい。 さるの看護婦さんは、へびのように変身でいないので、患者さんたちが大変な事に・・・。 やっぱり、向き不向きってあるんだなあ。 |
さる・るるる五味太郎 作 絵本館 「さる・くる」からはじまって、「さる・みる」「さる・ける」と、ある日の一匹のさるの行動が描かれている おなかの空いたさるは、魚釣りに出かけ、それから、畑から大根を掘り出す。 「さる・でる」「さる・つる」「さる・ほる」・・・ 「さる」と「る」で終わる動きのことば、そのリズミカルさはなんとも愉快。 最初から最後まで「さる・○る」。説明なんて、なくても、絵がちゃんと表してる。 で、このさる、いろいろアクション起こしているうちにちょっと得意になっちゃうの。 最後には痛い思い。かわいそうに…… |
りんごがひとつふくだすぐる 作 岩崎書店 森の中にりんごが一つ落ちていた。 皆、おなかを空かせているのに、お猿が独り占め。 皆 怒ってお猿を追いかける。 でも、お猿も賢い…飛び降りた振りをしたり、必死でりんごを守る。 「…ふりをした」 というセリフに 子どもたちは大笑い。 でも、一人占めするのは、よくないよ。 最後に、仕方なくりんごを返すお猿の傍には、小猿たちの姿がある。 お猿の独り占めの理由に納得して帰る優しい動物たち。 子ども達の為に、両手でしっかりりんごを抱きしめているお猿がとても 微笑ましく思える。 楽しい中にも、温かいお話。 |
おさる日記和田誠 文 村上康成 絵 偕成社 ぼくのおとうさんは船乗り、2万トンの大きな船に乗っている。 半年ぶりに帰ってきたおとうさんはぼくに小さなおさるをくれた。 おさるのもんきちは日ごとに人間みたいになってきて…。 おさるのもんきちとの毎日を描いた絵本。 |
タンタンのぼうしいわむら かずお 作 偕成社 おさるのタンタンは、黄色のとても愉快な帽子を持っている。 くるくる回したり、転がしたり…と、ここまでは普通。 でも、ひょいと投げると、いろいろなものを捕まえて、帽子が落ちてくる。 いろんなものを中に入れ、上手に帽子を頭でキャッチするタンタン。 「ほーら ね」という言葉もかわいくて、次はなにがでてくるかなと楽しみになる。 他にも、『タンタンのずぼん』『タンタンのハンカチ』があります。 |
さるのオズワルドエゴン・マチ−セン 作 松岡享子 訳 こぐま社 主人公のオズワルドは、小さくてもあいきょう者。 仲間のさるたちと毎日楽しく暮らしていた。 ところが、乱暴でいばりやのボスざるがやってきて…。 ユーモアたっぷりの絵と文で、大事なメッセージも伝わってくる。 |
おさるとぼうしうりエズフィール・スロボドキーナ 作 松岡享子 訳 福音館書店 ぼうしうりがおさるにぼうしをとられてしまう。 取り返したいぼうしうりだけど、相手はおさる。 なかなか上手くいかない。 おさるとの掛け合いが面白い。 最後の落ちも「ああ、そうか!」って、妙に納得。とても楽しい絵本です。 |
キスなんて ごめんだよエマ・チチェスター・クラーク 作 まつかわまゆみ 訳 評論社 おさるのモモは、キスが大きらい。 キスなんて発明されなきゃ良かったんだ。 べたべたされるのはごめんだ。 ぼくは赤ちゃんじゃない! そんなモモの家に赤ちゃんが生まれて…。 |
なんてかいてあるの?リンデルト・クロムハウト 文 アンネマリー・ファン・ハークンゲン 絵 野坂悦子 訳 PHP研究所 さるくんが、手紙をうけとった。 でもさるくんは、まだ字が読めない。 なんの手紙か教えてもらおうと、友だちのやぎくんのところへ行った。 「やぎくんは、字がよめるよね? この手紙、よんでくれない?」 でも・・・。 |
ぼくもうなかないよサイモン・バトック 文 アリゾン・ハートレット 絵 ないとうふみこ 訳 徳間書店 いつもお話を聞かせてくれた大好きなカバのおばあさんが死に、悲しくてたまらないサルの子。 でもおばあさんのお話を思い出すうち、心の傷も癒え…。 美しい色と心に残る物語。 |
ほくのママは どこ?ジュリア・ベーナルドソン 文 アクセル・シェフラー 絵 久山太市 訳 評論社 ママとはぐれたおサルのぼうや。チョウチョウさんがきて、さがしてくれることになったけど…。 サルの親子は似てるけど、チョウチョウの親子は似ていないことからおこる、 ゆかいなお話。 |
ぽっかぽかだいすき おさるさん福田幸広 写真・文 ポプラ社 雪の中で暮らしているサルの群れが、温泉に入りにやってくる。 みんなで入って、顔を真っ赤にして。 温泉に入るこのサルの群れは「世界的に有名」みたい。 このサルたち、暖かいところが大好き。 温泉で暖まり、太陽が照ってくれば、ひなたに。 そして、一番好きなところはおかあさんの胸! かわいいさるたちが、上手に厳しい冬を過ごす姿が、写真に鮮明に納められています。 |