「春の足音」

暖かだったり、寒かったりを繰り返しながら、春ってやってくるんだよねえ。
絵本でも、いろんな形で春を感じる事ができます。
もうすぐ春、待ち遠しい春、気づいたら春、春のにおい、春の音・・、
素敵な春を見つけて下さいね。


はなをくんくん
ぽとんぽとんはなんのおと
はるのやまは ザワザワ
てんてんてん
いいことってどんなこと
ピンクとスノーじいさん
いちごばたけのちいさなおばあさん
とんことり
たいへんなひるね
のはらのひなまつり


はなをくんくん
  ルース・クラウス 文 マーク・サイモント え きじまはじめ 訳  福音館書店

雪がしんしんと降る静かな森の中。聞こえてくるのは、穴の中ですやすや眠る動物たちの寝息ばかり。なにかに誘われて、みんなが目を覚ましたよ。みんな、鼻をくんくんさせて、雪が降りつもる森の中へ。さて、みんながかけていったさきには、なにが・・・。
 雪に覆われた森の中が、モノトーンの絵でとてもよく伝わってきます。動物たちの見つけた春には、ちゃんと色があるんですよね。


ぽとんぽとんはなんのおと
  神沢利子 文 平山英三 え 福音館書店

「なんのおと?」とたずねるこぐまに、おかあさんぐまの語りかけるような答えは、とても優しい。春が待ちきれない様子のこぐまをなだめるようなおかあさんぐま。
春の音、いっぱいです。こんなにいっぱい聞こえるのも、雪多いシーンとした山の中だからでしょうね。


はるのやまは ザワザワ
  村上康成 作 徳間書店

春になって、目を覚ましたこぐまのグルル。おいしいハチミツ見つかるかな?暖かくなったら、野山へ行こう。そして耳をすましてごらん。
いろんな音が聞こえるよ。命の音が聞こえるよ。春の山は、ザワザワ ザワザワ。


てんてんてん
  ブライアン&レベッカ・ワイルドスミス 作 香山美子 文  フレーベル館

雪の道にてんてんてん。動物たちの足跡?プレゼントを持って、動物たちが向かう先には、なにがいるのかしら・・。
手のひらに乗るくらいの小さい絵本ですが、絵がとてもきれい。雪の白に春の色が鮮やかです。


いいことってどんなこと
  神沢利子 文 片山健 え 福音館書店

雪解けが始まった。雪のしずくや小鳥の声、川、風の音もなんだかみんなうれしそう。
女の子が「どうして そんなにうれしいの?」とたずねると、「いいことがあるからよ」と答える。女の子はどんないい事をみつけるかしら・・。


ピンクとスノーじいさん
  村上康成 作 徳間書店

ヤマメのピンク。ピンクの住む川にも冬がきて、やがて春に・・。「はるは まぶしいです。」「はるは だいすきです。」という言葉からピンクが春を待ち焦がれる気持ちがよくわかります。
また、とても素敵な言葉ですよね。


いちごばたけのちいさなおばあさん
  わたりむつこ 文 中谷千代子 え 福音館書店

いちご畑の土の中に、小さなおばあさんが住んでいる。おばあさんのお仕事は、いちごの実がなると、いちごに赤い色をつけること。
ある年、春はまだずっと先だというのに、とても暖かい日が続いた。おばあさんがいちごの様子を見にいくと、いちご畑は青々とした葉をひろげ、今にも花が咲きそう。さあ大変!大急ぎで、いちごに色を塗る準備をするおばあさんは・・・。
 土の中のおばあさんのおうちの様子が、まるで蟻の巣のようでおもしろい。行ったり来たりがとても忙しそうで、大変な様子がよくわかる。
大好きないちご。毎年もおいしいいちごが食べられるのも、この小さいおばあさんのおかげかしら・・。


とんことり
  筒井頼子 文 林明子 え 福音館書店

知らない町に引越ししてきた かなえ。新しいうちの玄関に「とん ことり」という音。すみれやタンポポの花束、手紙が届く。不安な気持ちのかなえに「とん ことり」という音は、お友達と一緒に春も運んで来てくれたのでは。


たいへんなひるね
  さとうわきこ 作 福音館書店

4がつになったというのに、雪が降るほど寒い。「おかしいじゃないか」とばばばあちゃん。このいじわるな冬をおっぱらってやろうと、ばばばあちゃんが考えた方法とは?
森のみんなも同じ考えで、集った。みんなで力を合わせれば、あっという間に春、春、春。
春は、お昼寝には最高の季節だねエ。


のはらのひなまつり
神沢利子文 いわむらかずお え 金の星社

ひなまつりの絵本の中では、これが一番好きです。うちは、男の子2人なので、おひなさまを飾る事はありません。でも、こんなひなまつりだったら、行ってみたいと思ってくれるかも・・。
紙で作ったともこのおひなさまが,風にとばされてたんぽぽのはらの動物たちのところへ?。人間も動物もひとつになって、ひなまつりを楽しみます。
たんぽぽびなの作り方が載っています。全体的に黄色い色調で、暖かい感じのする春いっぱいの絵本です。