「お友だちとのわかれ」

卒園や卒業、引越し。
大好きなお友達とも、遠くはなれてしまうことも・・。
いろんなことがあったね。けんかもしたけど、いっぱい遊んだ。
新しいお友達もきっと、できるだろうけど、いつまでもお友達でいようね。
お友達って、いいよね。
そんな素敵な「お友達とのわかれ」の絵本を集めて見ました。
素敵な出会いのために・・・。


ぼくとクッキー さよならまたね
いつだって ともだち
ぼくの村にサーカスがきた
みんなともだち
ねずみとくじら
やどかりのひっこし




からにとび、画像がみられます。

ぼくとクッキー さよならまたね
   かさいまり 作  ひさかたチャイルド

なかよしのクッキーが明日ひっこしするなんて…。
今までは、さよならって言ってもまた会えた。いつもいつもまた会えた。
でも今度のさよならはもう会えない。
さよならなんて僕いやだよ。
大丈夫、友達なら、いつだって会える。・・・。



いつだって ともだち
  エリック・バトゥ 絵 モニカ・バイツェ 文 那須田淳 訳  講談社

アフリカの大草原のぞうの群れの中に、ピンクのこぞうベノがいました。
ベノには赤い水玉模様のフレディという一番の友達がいましたが、ある日、フレディは、別の草原に引越していくことになります。
 その日からベノはすっかり元気をなくしてしまいます。
そんなベノに、物知りのふくろうホレイカは、「3つ」の「できること」を教えてくれます。
「ひとつ、悲しい時には我慢せずに泣くこと」「ふたつ、悲しい気持ちを誰かに話すこと」「みっつ、心の中に友達の部屋をつくること」。
忘れるのではなくって、いい思い出でにして心にしまっておく。また、何かあった時には、部屋からだして、思い出す。
とても前向きで、元気になれる絵本です。なかなか奥深いかもしれません。



ぼくの村にサーカスがきた
  小林豊 作   ポプラ社

アフガニスタンの小さな村、パグマンのものがたり。(絵本)  少年ヤモの国では、長い間戦争が続いています。
ヤモのにいさんも、友だちのミラドーのおとうさんも、戦争に行ったまま帰りません。
 秋。パグマンの村にサーカスがやってきました。
ヤモもミラドーもおおはしゃぎ。
大きなテントがはられました。楽しいサーカスのはじまりです。
 歌姫の歌にあわせ、ミラドーが笛をふきはじめました。
歌姫に舞台に上げられたミラドーは、今度は楽団の人たちと演奏。
笛の音は村の人たちの胸に響きます。
そして、サーカス団と一緒に行くことになったミラドー。
友達と離れたくないけれど、友達の笛が認められたのだからと、ヤモは快く送り出します。
秋色いっぱいの絵はとても戦争がおこっているようには、思えません。
 この年の冬。この村は戦争で破壊され、村にはいまだれもいません。
作者は語ります。『つらいふゆのあと、かならずはるがくるように、パグマンの村はみんなのかえりをじっとまっています』と。

友達との別れも同じかもしれません。別れは辛いけど、生きていれば、いつかは会える。きっと、



みんなともだち
  中川ひろたか 文 村上康成 絵  童心社

みんないっしょにうたをうたった みんないっしょにえをかいた みんないっしょにおさんぽをした
 園でともだちいっぱいできて、楽しいことがたくさんあった。卒園しても、ずっとずっとともだち。
幼稚園での生活をつづった歌がもとです。
みんなで、「いろいろあったねえ。」と振り返りながら、
「これからも、ずっと友達だよって。」言い合えたら、素敵だね。



ねずみとくじら
  ウイリアム・スタイグ 作 せたていじ 訳  評論社

言葉は難しいけど、しっとりとしたいいお話。
「ねずみのエーモス、くじらに食べられちゃうのかな。」と
心配そうな子供達だったけど、2人は一生の親友になったんだよね。
会えなくても、ずっとともだちはともだちなんだね。
 「友達って何?」それは、お互いの違いを認め合うこと、それに興味を持つこと、
お互いを尊重すること、別れて2度と会えないことがわかっていてもその上でどちらもが「忘れない」と感じること。
一生の友達って、こういうことかなって、思わせます。




やどかりのおひっこし
  エリック=カール作 もりひさし 訳  偕成社

新しい貝にお引越ししたやどかり。
ちょっと地味でさびしいので、いそぎんちゃくやひとで、さんご・・・に声をかけて貝の上にすんでもらう。
なかまがたくさん出来た時、また貝が狭くなって、大きな貝を探す事に・・。
せっかく、友達になったのに。友達が出来たせいで、最初は、広くて怖いなあと思っていた海も、怖くなんかありません。
いつだって、どこにだって、友達はいるし、新しい貝にうつっても、また友達探しができそうだよ。