おすすめ絵本(5月)

新緑の季節。
緑のいいにおいに誘われて、外へ出る機会も増えるはず。
木々の緑に、青い空、白い雲。 上を見上げれば・・・。
今月のおすすめは、「ふうせんの絵本」です。
絵本には、いろんな色のふうせんでてきます。
なに色の風船が好きですか?
楽しい風船がいっぱいです。


あかいふうせん
あおいふうせん
ふうせんねこ
おてがみ
こぶたのバーナビー
ふうせんくまくん
すーちゃんとねこ
ふうせんくじら
ふうせんばたけのひみつ
ふうせんのすきなはりねずみ
ひとまねこざるときいろいぼうし


あかいふうせん
  イエラ・マリ 作  ほるぷ出版

文字のない絵本。
男の子の口を離れた風船が、リンゴに、チョウに、花に・・・と変化していく。
無駄な描写を省いて、白を背景に目にあざやかな赤い色が、
流れるように形を変え続け、最後は傘となって男の子の手に戻る。
色の綺麗な、素敵な絵本です。


あおいふうせん
  ミック・インクベン さく 角野栄子 訳 小学館

犬のキッパーが、しぼんだ青い風船を見つけてきた。
それは不思議な風船で、どんどん大きくふくらむし、
どんなに乱暴に扱ってもぜったいに割れないし、
そのうえ、「ぼく」を見知らぬ星へ連れて行ってくれる。
折りたたみのページを開いてみたら、なんと本の4倍も大きくなっちゃう。


ふうせんねこ
  せなけいこ 作   福音館書店

すねたり、腹をたてたり、意地悪をしたり、わがままをいったりしていると、ネコさんの顔が風船のようにふくれて、空高く飛んでいってしまう。
子どもをいけない子と言っている感がないでもないけど、
母ネコがわが子を案じて、夜空を見上げている最終場面で思わずほっとします。


おてがみ
  なかがわりえこ 文 なかがわそうや え  福音館書店

仔猫のにおのところに届いた大きな箱。
お友達のたまこちゃんからの「遊びにきてね」という手紙つきの風船だった。
喜んだにおは手に持って、はしゃいでいると、手から離れて・・・。
風船が「遊びにきてね たまこ」の手紙と一緒に、猫たちの手から手へと飛んでいって、
みんなでたまこちゃんのうちへ遊びに行きます。
優しい絵とピンクの風船がとてもよくあって、大好きな絵本の一つです。
   


こぶたのバーナビー
  U・ハウリハン 文 なかがわそうや え  福音館書店(こどもとも 年中向き168号)

私の大好きなお話。こぶたのバーナビーにおばさんから、お手紙とコインが届いた。
「そのお金で、風船を買ったら」と。
バーナビーは、風船を知らなかった。
そこで、風船を買いに行く道で、「ふうせんって、どんなもの?どこで売っているの?」と聞き歩く。
「あかくて」とか「まるくて」とか、バーナビーの考えは膨らむばかり。
やっと、たどりついたおもちゃやさんで、目にした風船はいろんな色があって、しかもしぼんでいた。
バーナビーは、「青い風船」を膨らませてもらって、嬉しそうに帰っていく。
バーナビーが、かわいくてかわいくて。風船って、いろんなものを膨らませるんだね。



ふうせんくまくん
  あきやまただし 作  金の星社

ふうせんくまくんは、おこったりかなしいことがあると、風船みたいに膨らんで、「ぱ〜〜〜〜ん」ってしぼんでしまうの。
でも、息を吸ったり、お水を飲んだりすると、元に戻る。
もう、大笑い。しゅうまなんて、一緒に膨らんで、ぱ〜〜んて手をたたいて。
りょうたは、ぱ〜〜んの後のしぼんだ様子がおかしかったみたい。
嬉しい時は、お父さん、お母さん、お兄ちゃん皆で膨れていたよ。


すーちゃんとねこ
  さのようこ 作  こぐま社

すーちゃんに風船をとられたねこは、一日中すーちゃんの家のまわりをうろうろ。
「ぼくのふうせん、かえして…」。
木に登って風船来ないかなあと待つねこ。
風船が飛んできた飛んできた。いろんな色の風船がいっぱい。
すーちゃんに意地悪されたねこだけど・・。
すーちゃんとねこの、仲直りのしかたがかわいい。
「ともだち」のテーマでもいいかな。


ふうせんくじら
  わたなべゆういち  作  佼成出版社

クジラのボンは、たくさんの風船を飲み込んでしまう。すると、あららっ? ボンは、風船クジラになってフワフワ空へ…。空に浮かぶクジラにみんな大騒ぎ。風船を吐き出して落ちたところがサッカー場。そして、海まで巨大なクレーンと巨大なトラックを使った大輸送作戦が始る…。  


ふうせんばたけのひみつ
  ジャーディン・レーノン 文 マーク・ビーナー え 徳間書店

色とりどり、形もさまざまな風船を、畑一面に栽培している風変わりな農夫、ハーベイ・ポッター。「わたし(少女)」は、その秘密を知ろうとして、彼と友だちになり、ある月の晩、畑に向かう農夫の後をつけた。 そして、見たのです。「風船畑」の発送と画面いっぱいに描かれた風船。女の子のわくわくする気持ち。不思議な魅力の絵本です。


ふうせんのすきなはりねずみ
   ニック・バトワース 作 ゆきたけのりこ 訳 金の星社

ハリネズミはふうせんが大好き。
けれど、するどい針のせいで、ふうせんはすぐに割れてしまう。
しくしくとないているハリネズミを、かわいそうに思ったパーシーは…。


ひとまねこざるときいろいぼうし
H.A.レイ 作 光吉夏弥 訳  岩波書店

黄色い帽子のおじさんに連れられて、ジャングルから町へ。好奇心いっぱいのジョージは、失敗しながらも、楽しい経験をしていく。
ある日おじさんがかけていた電話に興味を持って、かけてみると、そこは消防署。
あわててかけつけた消防士さんたちも、これにはかんかん。ジョージはろうやに入れられてしまう。
でも、機転の利くジョージ。
うまくろうやを逃げ出すと、今度は子供が買っていた風船に興味を持つ。
赤い風船が欲しくなったジョージが手を伸ばすと、一つだけではなく、束ごととれてしまう。
ジョージは、風船を持ったまま風にふかれて、ふわふわと空へ上がってしまう。
空のうえから見る風景は、怖いけど面しろそう。おもちゃのような家や車や人。
やってみたいなあと思うのは、私だけかなあ。風船だけで空が飛べたら素敵だね。
この後、黄色い帽子のおじさんに見つけてもらって、動物園へ行く。
風船のシーンが印象的だったので、「ひとまねこざるときいろいぼうし」も入れてみました。