妊娠8ヶ月


8月12日 29w2d
二人の生活終了
とうとう明日は里帰りの日。私の荷物を宅急便で送り出して、お部屋を最後に片付けたら、すごくガラ−ンとしちゃって、本当に寂しい感じ
になってしまった。
ベランダの片づけをしている時に、ちょっとしたことで主人と少し喧嘩になってしまい、心の中では今日だけは喧嘩なんかしたくないと思って
いるのに、多分、明日から帰らなければいけない、という苛立ちもあってか、なかなか気を静めることができず、本当に後悔、、、。
全ての用事が済んで、二人でテーブルでいつものようにお茶を飲んだ。
「今度ここに来る時は赤ちゃんも一緒だね。」なんて話していたけど、そんなことより明日から主人と会えなくなる寂しさで胸がいっぱいで、
本当は辛くて辛くて大変だった。
二人とも、「寂しいね。」という言葉は出さずにいたけれど、主人もきっと同じ気持ちでいることはよく伝わってきた。
夜ベッドに入ってから、あー、とうとう今日寝たら明日は帰るのかぁ・・・と、本当に何とも言えない寂しい気持ちでした。
寂しいね。。。。。
8月13日 29w3d
とうとうお別れ・・・
お別れの日がきてしまった。
出産で実家に帰るだけなのに、随分おおげさだと思われるかもしれないけれど、私にとっては本当に寂しい寂しい大変な出来事なのだ。
お昼過ぎには出発するので、それほど時間はないような気がした。
ご飯を食べている時、なんとなく、何を離したらいいのかわからなくてちょっと困った。何を話しても悲しくなってしまうと思ったのかもしれない。
そしてまた主人もあんだか言葉少なになっていて、やっぱり同じ気持ちなのかと思った。
12時半になり、家を出ることになった。あー、このお部屋とずいぶん長い間さよならするんだなぁ、、、と名残惜しくなった。
「今度来る時はここに赤ちゃんが寝ることになるんだね。」なんて楽しそうに言ったけど、ほんとはそんなことより、ずっと会えなくなっちゃうの、
嫌だよ、辛いよ、、、、と言ってしまいたかった。でもそんなことを言ったらずっとこらえていた涙がいっきに溢れて大泣きしちゃうと思い、
言えなかった。
空港へ向かう途中の電車の中でも、お互いに口数が少なかった。普段二人で電車に乗る時はずっとおしゃべりする夫婦なのに。。。
空港で、とうとうゲートに入る時がきた。本当にお別れ。
ここでは絶対泣くまい、と思っていたけど、もう、涙が溢れ出しそうになり、主人の顔を見ることができなくなった。主人もまた、私にあまり声を
かけられないような感じだった。最後の最後に、「寂しいねぇ。でも、こんなとこで泣いたら恥ずかしいよ。みんなに笑われちゃうよ。」
と言ってくれた。その時の私にはどんなに優しい言葉よりもありがたい言葉だった。おかげでなんとか涙をこぼさずに済んだ。
手荷物検査を受けてからも、離れたところから主人に3回くらい大きく手を振った。遠くから手を振ってくれている主人の姿を見て、
「やっぱり帰るのやめた。」って言ってゲートを逆流して走って戻りたくなった。
最後に振り向いたら主人の姿が見えなくなり、一気に悲しくなって、涙が2,3粒落ちてしまった。その後も、飛行機に乗り込んでは泣き、
離陸しては涙が出てきて、途中主人の顔を思い出さないよう、雑誌を読んだり、なんとか自分をごまかした。
夜寝るときは、一人でベッドに入って、またボロボロ涙が出てきて大変だった。
でも、主人だって、あの部屋にひとりぼっちで頑張っているんだよね、赤ちゃんのためにも明るく頑張らなくては・・・・・・。
8月14日 29w4d
二人の性別確定
明け方目が覚めたら一人だった。そうだ、私は実家に帰ってきたんだ、、、、と思った。
これからずっと一人で目覚めなくちゃいけないのか、、、と思ったらまたまた涙がボロボロこぼれてきてしまった。
こんなことでは赤ちゃんがかわいそう、、、泣いてばっかりじゃダメだ、、、と思って頑張った。
今日は、出産する病院へ初めて検診を受けにいく日。
病院はとてもきれいで快適だった。待ち時間もそれほどなく、すぐに受診してもらえた。
「性別はわかりますか?」と聞いてみたら、なんとあっさり二人とも女の子だと言われた。
「それはほとんど確実なんでしょうか?」と一応聞いてみたら、「うん、はっきり見えてるから、大丈夫、間違いないよ。
と言われ、ようやく二人とも性別が確実にわかって嬉しかった。その後、少し冷静になったら、う〜ん、そうか、男の子がいないのはちょっと
残念かな、と思ったが、でもやっぱりはっきりわかったことが嬉しかったし、さっそく主人に知らせたかった。
さらに、逆子の状態はもうかわらないだろうから、帝王切開になるだろう、ということだった。
帝王切開の場合は、36週くらいでだしてしまうからね、と言われ、私は少しでも早く東京に戻れる日が来ることが嬉しくてほっとした。
自然分娩を希望していたが、今は早く主人と自宅での暮らしがしたくてしょうがない。
今朝は泣いてしまったが、病院に行ってとても元気が出た。
夕方主人から電話があり、二人が女の子だったことを伝えた。
「じゃあ、本気で名前を考えよう!」なんて話をして、なんだかとても幸せで、本当に二人の子供が生まれる実感が湧いてきた。
病院では二人のエコーでの顔の写真を貰ってきたので、親にも見せずに主人にさっそく郵便で送った。二人とも本当にかわいい。
二人の「娘」たちのためにがんばらなくっちゃ!
8月16日 29w6d
会えるかも!
主人からメール。今週末に入っていた予定がなくなったので、会いに来てくれる、とのこと。
よかった。たった1週間でもう会いに来て欲しいなんて言えないけど、ほんとはすごく来て欲しかったから。
あー、まだ3日しかたってないのに早く会いたい。
でも、もし来れないことになったらとても辛いので、怖いから期待しすぎないようにしよう。
8月19日 30w3d
家に戻りたい・・・
今日の朝一番の飛行機で主人がきてくれた。空港まで迎えに行って、主人の姿が見えたときは本当に嬉しかった!
1週間なのに、「やっと会えた」と思った。
今日は二人で赤ちゃん達の名前を一生懸命考えた。とても幸せな時間だった。名前をつけるのってとても難しい。責任重大だね。
主人にお腹に話しかけてもらったら、赤ちゃんがやっぱりすごくよく動いた。もう絶対パパの声がわかっているみたいだ。私は、自分の声を
認識してもらうより、主人の声で自分のお腹の中にいる赤ちゃんが反応することが嬉しくてしょうがない。
寝る前に主人が、「このまま東京に連れて帰りたいよ。。。。」
と言った。私もこのまま一緒に帰ってしまいたいと思った。本当に離ればなれは寂しい。でも、お互いに寂しいのは、私たち夫婦の絆が深い
証拠だよね。まだまだ先は長いけど頑張ろう。
8月20日 30w4d
「紙おむつ」購入
朝目覚めて、隣に主人がいるのがとても嬉しかった。
お昼ご飯は二人で外に食べに出かけた。もう数時間でまたお別れしなくちゃいけないと思うと100%楽しい気持ちにはなれなかったが、
いろいろ話ができてよかった。
帰りにドラッグストアに行き、初めての「紙おむつ」を買った。なんだかいよいよというかんじで嬉しかった。それに、お店から出るときに、
主人が紙おむつのパックを持って歩いている姿が、とても素敵に見えた。
そして、2時過ぎ、空港へ向かった。途中の車の中、やっぱり悲しくなって一度涙が浮かんできた。気づかれないようにするのが大変だった。
主人がゲートに入っていく時は、また寂しい寂しい気持ちになったけど、今回は明るく見送らなくては、、、と思って頑張ってニコニコした。
家に戻ってから少しして、羽田に着いたよ、という電話があった。なんだか電話の声がとても遠いところから聞こえてきているような気がして
ポロッと涙がこぼれてしまった。主人には気づかれないように普通に電話を切った。会いに来てくれてありがとう。
8月23日 31w0d
頑張ろう!
午前中に主人の会社へ、「今日から31週目に入るんだよ」というメールを送った。
その後、主人からのメールが届いた。
「31週かぁ。よく頑張ったね。」という一行を読んだ瞬間、涙があふれ出てしまった。
妊娠してからの31週、二人で頑張ってきた道のりが走馬灯のようによみがえってきて、なんとなく緊張の糸がとけたようになってしまい、主人と
はなればなれになった孤独や不安とが入り交じって、ボロボロと涙が止まらなくなった。
ありがとう、本当にここまでこれたのはすべて主人のお陰だ。
夜になって主人からの電話で、声を聴いてまた涙が出てしまい、ばれないようにしようと思ったが、今日はなんだか抑えることができずに、
本格的に泣いてしまった。
主人は一生懸命私のことを頑張れと励ましてくれ、私も二人の赤ちゃんの母親になるんだし、こんなに泣いてばかりじゃいけないと思って
頑張った。
夜遅くなってから、再び主人から電話。。。。。
なんと、家に帰ってきたのに、会社に家のカギを忘れてきてしまった、とのこと。。。。
カギをとりに、またこれから会社へ戻り往復しなくてはいけない、、、、と、、、、、。
私はどうしてあげることもできなくて本当にもどかしく、辛かった。
かわいそうに、、、、家にいて笑顔で涼しい部屋で迎えてあげられたら、、、、と思った。私も一人で頑張っているけど、主人もやっぱり一人で
頑張っているんだ、と改めて思った。私ばかり泣いている場合ではない。二人で二人の子供達のために頑張ろう!




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