
|
10月11日 38w0d 朝〜夕方 「無痛分娩」の決意 |
朝の診察の結果、子宮口は全く開いていず、昨日の誘発は無効に終わった。。。 本当に残念だった。夜中、お腹の痛みや不安に耐えていたことがより辛くなり、疲労感が増した。 もう一度誘発をおこなうことになった。この処置はちょっと痛みを伴うのでできれば一回で済ませたかったのに・・・。 午前中に2度目の誘発の処置をして、あとは変化を待ちながら部屋でじっとしていた。 午後になって、強いお腹の痛みを感じるようになり、担当医に診てもらった。思っていたより長期戦になりそうだとのこと。 そして、担当医から「無痛分娩」についての説明を受けた。無痛分娩についてはその名前と、まだ普及率が低い、ということ、 麻酔を使って出産の痛みを和らげること、、、、くらいの知識だけはあった。 説明を聞くと、どうやら無痛分娩とは、陣痛も、分娩も、すべての痛みを消してもらえるらしい。 あくまでも「自然」にこだわる出産、というのを希望していたわけではないので、とても気持ちが揺らいだ。 担当医からは、双子の場合、お産が長引く可能性もあるし、最終的に帝王切開になることもあるので、無痛分娩はお勧めだ ということだった。 私一人では決断しかねて、主人に電話した。仕事は忙しそうだったが、いろいろ考えて、「麻酔、してもらおう。」と言ってくれた。 先生にお願いしにいった。 近くにいた年配の助産婦さんに、「耐えられないほど痛くはないんでしょ、自然が一番、麻酔なんかしないで頑張ってみたら?」 と結構冷たく言われた、、、。やはり無痛分娩は賛否両論、特に年配の方には反対派は多いのかもしれない。 でも、もう決めたこと。麻酔の処置をしてもらった。 |
|
10月11日 38w0d 夕方〜23時 痛くない陣痛 |
麻酔は「硬膜外麻酔」という、触られたりする「感覚」ははっきりとあるけれど、「痛み」は全く感じない、という麻酔だった。 背中にとても痛い注射をされたようなかんじだった。そのまま背中から点滴で麻酔を少しずつ入れ続けるため、その後はあまり 身動きは取れずずっと病室のベッドの上に横になったままだ。・・・・でも!!、みごとに痛みが消えた! そして、陣痛がきていることは、おなかがキューッと張ってくるのではっきりわかる。でも、全然痛くないのだ!!! すばらしい!!なんて素晴らしいんだろう、と思った。この時すでに7分間隔くらいで陣痛がきていたのに、私は余裕でテレビを 見たり雑誌を読んだりしていた。どんどん体も気持ちも楽になった。 明日の朝、子宮口が開いてくれることを祈って夜を迎えた。 夜11時ごろ、ベッドの上で横になってテレビを見ていたら、破水。「バン!」と体の中で音がした。 あー、破水って、本当にこんな風になるんだ、本に書いてあった通り、、、と冷静に思うと同時に、やっとこれで出産の時が 近づいてくれるかな、と期待。 ナースコールをしたら、もうこのままLDRへ入りましょう。と言われた。 診察の結果は、子宮口が5cm開いているとのこと。ほっとした。やっとここまでたどり着けたと思った。 「明日中に生まれることはもう間違いないよ。」と先生にいわれた。 明日、10月12日(木)、赤ちゃん達はいよいよ生まれる。 月曜日に、主人が「今週の木曜日に生まれる気がする。」と言っていたのが、みごとに的中した!さすが父親! 主人には看護婦さんから連絡してもらった。 |
|
10月12日 38w1d 0時〜14時 痛い痛い陣痛 |
夜中の間、おそらく陣痛の痛みが強くなってきて、痛みを感じるようになり、麻酔をたしてもらい、また痛みが消える、というのを 2、3回繰り返した。途中少し眠ることはできた。 朝になって診察すると、子宮口は7cmになっていた。先生からの指示で、8時半から陣痛促進剤を開始。 ちょうどこの時、主人から病院に電話があったと看護婦さんが知らせてくれた。「朝一番の飛行機には乗れなかったから、新幹線 で午後1時半頃病院に着く。」とのこと。 間に合うかどうだろうか、、、、、。もしだめでも一人で頑張ろうと思った。 促進剤を入れてから、陣痛はどんどんきているようだった。でも痛みはないので、無痛分娩は正解だったと思った。 また同時に、隣の部屋から痛い、痛いと叫ぶ声が聞こえてきて、少し罪悪感もあった、、、。 いよいよ12時、お昼を過ぎた。主人が間に合ったらいいな、、、とそればかり思っていた。 1時半、いきむためにはある程度の陣痛があったほうが産みやすい、とのことで、麻酔を打ち切る。 ここからは最後の最後、いよいよクライマックス、頑張るぞ、と気合を入れる。陣痛が無かった分、余力は充分。 1時40分、主人が到着!! あー、間に合った。よかった・・・。と思っているうちに、痛みがどんどん本格化してきた。1分間隔。 めっちゃくちゃ痛い。本当に痛い。こんなに痛いのは生まれて初めて。相当キツイ。。。。 主人に腰をさすってもらったりした。 2時頃、とにかく痛い。主人がいなかったら耐えられなかったかも。だんだんこのあたりから、「痛い」より、「出したい」に変わってきた。 先生が来て、いよいよ分娩体勢に入った。 |
|
10月12日 38w1d 14時〜16時半 感動の立会い出産 そして 意外な結末。。。 |
「じゃあ、ここからはいきんでみようか。」 双子の出産は結構おおごとなのか、産科の先生二人、小児科の先生一人、助産婦さん一人、看護婦さん5人くらい、ものすごい 人数がLDRに勢ぞろいした。 主人が頭の上で「頑張れ!」といっている声をはっきりとうけとめながら、頑張った。思っていたよりも、何倍もの力を必要とした。 何度も何度も頑張った。主人もずっと声をかけてくれていた。 3時14分、一人目無事出産!!! 主人が第一声、「生まれたー!」と言った。私も赤ちゃんの方を見てホッとした。 本当に赤ちゃんが出てきた。かわいい声で泣いている。 主人の方を見た。嬉しそうだった。私は酸欠状態で余裕が無かったけれど、主人が目をうるませているのを見て、泣きそうになった。 でも、私にはまだ仕事が残っている、そう自分に言い聞かせ、ぐっとこらえて気を取り直した。 私が二人目出産の体勢に入りつつある最中、主人は生まれた赤ちゃんの方を見にいった。私のほうにすぐ戻ってきて、 「2298g、45cmだって。すごくかわいいよ。」 と私に伝えてくれた。 そんな中、なんとなくとても弱い陣痛しかこなくなり、不安になった。 何度かいきんだものの、あまり下に下がってこないようだった。 出産前の先生からの説明や、双子の出産に関する本でも、一人目が生まれたら、二人目はわりと簡単にスルッとでてくる、という ことだったので、二人目のことはまったく心配していなかったのだが。。。。 ここで、先生から、主人に、 「赤ちゃんが苦しい、という状態がでてきているので、最も安全な方法は帝王切開です。赤ちゃんを吸引することもできるけれど、 骨折したり、脳や神経に支障をきたす可能性はゼロではありません。」 と、、、、。 主人を見つめた。。。。主人は、凛とした顔つきで、 「赤ちゃんにリスクがあるなら、帝王切開でお願いします。」 と即答。 せっかくここまできたのに・・・・と思い、もう少しこのまま頑張りたい、という気持ちがあったが、主人の冷静な判断が正しいと思い、承諾。 そこからはまた麻酔を強め、手術の準備が始まった。 |
|
10月12日 38w1d 16時半〜17時半 妊娠生活終了 |
ストレッチャ−で手術室に運ばれていく私に、主人は何度も何度も「ミカコ、頑張れ!!」と言ってくれた。姿が見えなくなってからも 声だけ聞こえてきた。本当に心強かった。 帝王切開の手術は、始めてからすぐに赤ちゃんが生まれた。 16時51分二人目出産!!! 意識はまったく普通のままだったので、かなり冷静で、先生が生まれた赤ちゃんを見せてくれたときには、心の底から感動し、嬉しかった。 これで本当に私の妊娠、出産が終わったんだ、と思った。 私と主人の赤ちゃんが本当に生まれたんだ! 早くこの子も主人に見せてあげたいと思った。手術終了後、意外にもすぐに病室に戻った。私はいたって元気だった。 |
|
10月12日 38w1d 17時半〜夜 人生最高の幸せ |
程なく、主人が病室にきた。 新生児病棟での二人の赤ちゃんのポラロイド写真をもってきてくれた。すごくすごくかわいいよ、と言ってくれた。早く二人で赤ちゃんに 会いに生きたい、と言っていた。 「これで終わったね。」と二人で幸せを感じた。 主人の「長かったね、、、」という一言は本当に重みがあった。 でも、もう二人とも泣かなかった。喜びの方が大きいから。 この日、主人はひとまず東京へ夜行列車で戻った。 今日は本当に間に合ってよかったね。 一生、鮮明に記憶に残るであろう、二人の、二人だけの体験。 そして、二人の赤ちゃんたち、お誕生おめでとう! |