ダンナと私

           ダンナとは6年前に出会った。

            当時、母子家庭だった私は昼も夜もある店で働いていて、ダンナはその店のスタッフだった人だ。

            その頃、ダンナもバツ1で、私達はお互い「結婚はもういらない」って思っていた。

            何かのはずみで(笑)私達は付き合い始めた。一緒にいてとっても楽しかった。話も合った。

            だけど私には2人の子どもがいるし、「結婚」はなかなか考えられなかった。

            でも、「この人は何か違うな・・・」私もダンナもそう思うようになっていた。

            子ども達とダンナ。最初は友達みたいな感覚だったけど、だんだんほんとの親子になっていった。

            ・・・私達は3年たって結婚した。

            もうあまり思い出したくないけれど、その頃、ダンナはいろんな事情あって「ヤクザ」だった。

            それでも私達は離れなかった。ヤクザなんて、映画で見るようなかっこいい世界でもないし華やかな

            世界でもない。実際には毎日毎日が「なんとか生きていかなければ」の状態。

            苦労以外に何もない生活だった。辞めるに辞められない世界、それでもなんとかしなければ・・・

            結婚して2年。赤ちゃんが生まれた。男の子。長女も次女も喜んだ。3人きょうだいになった。

            その半年後、あることがきっかけで、私達はその世界から姿を消すことができた。逃げるのではなく、

堂々と姿を消すことができた。

その時から私達はダンナの両親の家に同居することになった。