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  みたゆきの部屋 Part2☆彡 

小説・その他

検屍官シリーズ(既刊10巻)  P・コーンウェル著  講談社
アメリカを舞台に検屍官ケイが事件を解決していく推理小説。
普段滅多に海外ミステリー小説は読みませんが、これは別格です。
検屍官が、検死をして調べたデータから、自分で事件を解決していくという、日本では
馴染みの無い捜査方法が緻密に書かれているのが面白いです。怖いことがさらっと
書かれていて、本当にゾクッとくるので、お布団の中で読むことが多い私・・。(^^;
犯人を捕まえるのではなく、すぐに殺してしまうのもとってもアメリカ的です。
初期の頃の方が、事件に没頭できて好きかも。最近はいろんな要素がありすぎるし、
登場人物が、どんどんいなくなるのが少し不満です・・。マリーノ頑張れ〜!!
                           <オススメ度:
★★★★★☆★★★★> 

女性署長ハマー 上・下巻  P・コーンウェル著  講談社
スズメバチの巣・サザンクロスに続く「警察小説シリーズ」(←こんなシリーズ名だったのか)
3作目です。検屍官シリーズに比べるとどうしても見劣りするこのシリーズ、今回は更に
いまいちな仕上がりです(^^;訳者あとがきには、「気分転換したくて書いた」風なことが
書かれていますが、それでいいのか!?と思ってしまいました。
魅力的な登場人物もいるし、ここからどうまとめていくのかドキドキしていたのに、ラストは
あっけなく終わってしまい残念!ユニークをもっと生かして、話を膨らませて欲しかった
です。もっと緊迫感が必要ですよね。
楽しかったのは、若かりし頃のケイがでてきたところでしょうか?
このシリーズの主役はウェストじゃなかったのか〜と妙に考えてしまった私です。
                                    <オススメ度:
☆☆☆★★

ターン  北村 薫著
主人公が、事故をきっかけに誰もいない世界に紛れ込み、しかもそこでは何をしていても
必ず同じ時間に「ターン」してしまう・・1本の電話だけが彼女と現実を繋いでいきます。
ちょっとホラー的な要素もありましたが、読み終わったあとには、恋愛小説だったんだ・・
と感じました。途中までは、ドキドキしたりゾクッとしたりですが、読了後はとても暖かな
気持ちになって、運命の存在を信じさせてくれるようです。
ラストには「爽やかな風が吹いてくる・・」そんな感じです。(←謎な感想?^^;)

                                    <オススメ度:★★★★★> 

錦繍  宮本 輝著  新潮社
別れた夫婦が偶然再会して、そこから手紙によるやりとりが始まる書簡体小説です。
過去から現在までが、全て手紙の中で語られることによって、初めてお互いを知り、理解を
していきます。
「前略」からはじまる書き出しがとても切なくて、そこから世界に引き込まれてしまいます。
この小説を読む度に、蔵王へ行ってゴンドラに乗りたくなるんですよね。
お互いに愛し合っていたのに、なぜ別れなければならなかったのか・・時間が経過する
ことにより分かる事もあるのですね。ラストは決してハッピーエンドではないですが、未来へ
の希望を与えてくれます。愛する人との本当の離別は、難しいけれど、前進していく事です。
学生の頃に読んで、今でも大好きな1冊です。大人になるにつれもっと面白くなっていくの
かもしれませんね。
                        <オススメ度:★★★★★

避暑地の猫  宮本 輝著  講談社
宮本輝初期の異色作品。昭和60年刊行のものとは思えないほど、読むたびに新鮮な驚き
があります。舞台は夏の軽井沢。広壮な別荘の地下室で繰り広げられる背徳のドラマ。文庫
の解説に「人間の心の奥底に潜む悪魔を描いた、身の毛もよだつ、不気味な美しさをたたえ
た作品」と書かれています。事件の救いのなさよりも、なぜか美しさが印象的です。
10数年前にTVドラマ化されています。VIDEOなどは発売されないでしょうね。その頃は私も
まだ子供だった?ので、じっくりは見れませんでした(笑)もう一度見てみたいものです。
夏になると読みたくなる作品ですので、一度お試しください。
                                    <オススメ度:★★★★★

★永遠の仔 上・下巻   天童 荒太著  幻冬社
数年前ドラマになり話題となった作品ですが、某所でオススメもあり今回読んでみました。
読み始めてすぐストーリーにグイグイと引き込まれてしまい、かなりの長編であるにも関わ
らずあっという間に読んでしまいました。
心に傷を持つ子供達がある病院で出会い、再生のために大きな罪を犯してしまいます。
罪悪感にさいなまれながらも、必死に生きようとする3人が、再会により新たな罪、悲しみを
背負ってしまう・・出口がない世界ですが、認め合い信じる友人がいることで再生の道を
模索し続けます。ラストの方では思わず泣いてしまいました。子供を持つ身にはかなり突き
刺さります。
心理描写が繊細で、ミステリー的な要素もかなり素晴らしいです。こんなに最後までハラハラ
させられる小説もなかなかないです。是非読んで欲しい1冊なのであえて詳しい内容は書き
ません。かなりオススメの1冊です♪

                                    <オススメ度:★★★★★

★模倣犯 The COPY CAT 上・下巻     宮部 みゆき著  小学館
読みたいと思いつつなかなか手が出なかった宮部作品、やっと読むことができました。
偶然映画も公開ということで、かなり話題になっていますね。
劇場型快楽殺人。次々と女性を誘拐し殺害した後にメディアに公開する。あまりにも詳細で
リアルなので、ノンフィクションなのでは・・と錯覚してしまいます。
愛する家族を失った上、理不尽な状況に追い込まれる遺族の悲しみに思わず涙がこぼれ
ます。両親・妹を一度に失い自分を責め続ける真一、1人きりの孫を奪われ、その上
ショックで事故に遭い正気を失ってしまう娘を見守る有馬のおじいちゃん。なぜ被害者の
家族が自分を責めなければならないのか。もっと考えなければいけませんね。
由美子は一番の被害者だし、女性として網川を慕ってしまう気持ちも分かります。でも、
どうして気がつかないのか腹が立ってしまいました。図書館でのヒロミの連れを忘れたんで
しょうか?兄の無実を知らずに死んでしまったことより、ピースに騙されていたことの全てを
知らずにいれたことの方が幸せだったのかも・・と思ってしまいます。
ラストでお豆腐屋さんの前で母親が思うこと。子供がいれば誰もが思うことですね。凶悪な
犯罪が起こらないことを願ってやみません。

                                    <オススメ度:★★★★★

★クロスファイア 上・下巻     宮部 みゆき著  光文社カッパ・ノベルス
「燔祭」という中編の続編物ということで、あまり期待せずに読み始めましたが、かなりハード
な内容でラストまで一気に読んでしまいました。
念力放火能力(パイロキネシス)を持つ淳子が無軌道な犯罪を続ける若者たちを自分の力
で処刑していきます。力を持つばかりに孤独に生きていかなければならない淳子の哀しさに
心が痛くなりました。浩一と出会い一瞬でも女性の幸福を感じることができたのは幸せなん
でしょうか?ラストは衝撃でした。ガーディアンの活動が現実にあったら・・と思うと恐ろしい
です。こんなものが必要な世の中にはなっているとは考えたくないですよね。
この作品にも知っている地名がたくさん出てきて妙に親近感?が沸きます。親近感を感じる
ような内容ではないんですが(笑)

                                    <オススメ度:☆★★★★

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