妊娠・出産・育児記録

 これは、あくまでも私個人の記録で私自身の記念と、友人たちへの報告のつもりで作成しました。が、こんな出産、育児でも参考になる点があれば幸いです。病院や助産婦さんに対するお問い合わせがあれば、メールでお尋ねください。差し支えない範囲でお答えします。

 

<妊娠中>

 妊婦になったときから、友人のM助産婦に赤ちゃんをとり上げてもらおうと決めていた。M助産婦は快く引き受けてくれ、「どんなお産でもOKよ。実家(千葉)には帰らせへんで!!」と、胸を張った。

 M助産婦とは私が勤めていた病院の同僚で、たまにいっしょに飲みに行っては朝帰りに近い時間に家路につく、不良ママ(3児の)である(笑)。しかし仕事となると、スタッフ・患者さんともに信頼厚いベテラン助産婦で、そりゃもうバリバリなのである。私はそんな彼女に全てお任せして、主人と2人出産に臨むことを決めたのだった。

 妊娠中とにかく辛かったのは、悪阻(つわり)である。妊娠6週に始まり、12〜15週になったら楽になるからと励まされたが、結局産む前日まで吐きつづけた、あの悪阻である。途中、頻回な嘔吐のため、脱水・栄養失調をきたし、尿ケトン3+となり、入院。入院前も自宅でも自分で点滴をし、なんとかしのいでいた。週数が進み、症状は楽になったものの、常にある胃部不快感はとれず、毎日2〜3回の嘔吐は続いた。仕事は7ヶ月で退職。

 とにかく辛い妊娠期間・・・せめてお産は楽にいきたいと、M助産婦と「胎児の体重増加が良ければ、37週で産もう!小さく産んで大きく育てようね。」と、35週からの乳房マッサージ・あぐらをかいての関節を軟らかくする運動に精をだしたのである。

 

<さてさて予告の37週(37週5日)>

 今週より助産婦外来となる。ここの病院では、36週まで医師のもとで妊婦検診を受け、正常な経過で問題がなければ助産婦外来への切り替えが可能である。助産婦外来とは、担当の助産婦が検診(内診・エコー・必要時NSTなど)を行い、いろいろな相談に乗ってくれ、どのようなお産にしたいかの希望も聞いてくれるありがたいシステムである。

 さて、かねてから待ちに待った37週。M助産婦による診察の結果は、子宮口2cm、展退90%、胎児の頭は下がってきているけど、胎胞の張りが±とのこと。・・・・もうちょっとかかりそう?エコーやNSTでは、胎児は元気!!体重もまずまず。

内診時少し刺激してもらう。会陰マッサージの指導有り、本日より開始する。

 

<妊娠38週(38週6日)>

 「う〜〜ん、前回といっしょかなあ?」とM助産婦。毎日1時間程度歩くように指導される。今日は早速主人と梅田にお食事へ。途中買い物などして、うんまずまず歩いたでしょう・・・夕食は、すっぽん料理でした。

 それにしても、陣痛こないなあ・・・入院の準備、心の準備ともに充分なのに、肩透かしをくらった気分である。こうなったら、夫婦2人きりの残りわずかな時間、思いっきり楽しむぞ!!

 

<妊娠39週(39週6日)>

 とうとう明日が予定日。結局40週まで引っ張ってしまった。この一週間は心置きなく食事・買い物に出かけた。本日の内診結果、子宮口3〜4cm、頸管はぺらぺら、胎胞の張りもまずまず、胎児の頭も触れるとのこと。母子手帳に「分娩近し」の文字が!!便秘していることを告げると、「よし、下剤をかけて陣痛を誘発しよう!!」と。予定日の明日中に産んでしまおうということになった。おりしも明日は土曜日、主人も休み、M助産婦も都合よし、明日がいい!!

ラキソベロンを1本処方してもらい、帰宅。一本全部内服(通常の約10倍量)し、主人に本日の検診結果をメールする。入院に備え家の掃除・洗濯をし、お風呂にも入る。産む気充分である。

 

<妊娠40週(40週0日 予定日)>

 昨日にかけた下剤のおかげで、AM2時50分、陣痛発来。いきなり7分間隔。なんか下痢の延長のような痛みだわ。痛みというより、便を我慢して辛い感じ?ここで、何故か電話が鳴る。真夜中の電話・・・身内の不幸か??と思ったら、「携帯拾いました。持ち主知りません?」はあ???夜遊びしていたT!!と思いながらも丁寧に応対してしまった。この電話で主人も起きる。入院と、M助産婦への連絡をどうしよう?と思いながら、AM5時過ぎまで引っ張る。陣痛5分おきになったところで、M助産婦へ電話。「休日の深夜入院は、(入院費が)高いんだよね〜もうちょっと待てる?」と言われて待つことに。AM6時半、発作3分間隔へ。あかんそろそろ限界や・・・もう行こうとのことで、病院へ電話、実家に連絡を済ませ、タクシーで入院となった。入院時内診、子宮口5cm、午前中には産まれるとの事。M助産婦も来てくれた。

 通された部屋は、処置室(畳の部屋に布団がしいてある)。以前から、主人の立会い分娩を希望し、マイペースで産みたいと思っていたのでここで産むことにしていたのだ。

 さて、出産は辛いと聞く。陣痛発作時は、大騒ぎする妊婦さんも多い。・・・が、ここは仮にも自分の勤めていた病院、あまり恥さらしなことは出来ない。しかし、心配は無用だった。陣痛発作時は、声を張り上げるほどの元気は無かった。とにかく呼吸を整えてやり過ごすことに専念。M助産婦のマッサージもまさにつぼを得ていると言う感じで、えらい楽になった。ちなみに主人にもしてもらったが、効果は全然違った。ただ一生懸命やってくれているので、無下にもできず、ただひたすら耐えた(笑)

 入院時からだんだん間隔が短くなっていく陣痛・・・AM10時そろそろと準備をはじめるM助産婦。私も主人に抱えられるように座り、主人は人間椅子に。介助にもう一人助産婦がつき、いよいよ胎児娩出のはじまりはじまり〜。なかなか破水しなかったので、人工破水し、その後遠慮なくいきみはじめ、AM10時33分、するっと?に近い感覚で、第1子娘の誕生である。「え??もう産まれたん??なんか、あっけなかった。」これは、私を後ろから抱えていた主人の第一声。同感である。あっという間の誕生、2732gの元気な赤ちゃんだった。陣痛開始から7時間50分、うち入院後は4時間程度、初産婦なのにこの早さである。楽なお産やった。これもひとえに皆様のおかげ。会陰切開もせず、上手に産ませてくれたM助産婦・・・ありがとう!!そして、主人にありがとう!!・・・とここでまたも電話。深夜の携帯紛失夜遊びの主T!!なんてタイミングのよさ!「今、産まれた」・・・と一番の連絡は両親でも兄弟でもなく、何故か君だったよ(笑)そして、千葉の実家に連絡。あれ?電話にでない??なぜ?父の携帯もだめ。母の携帯へ。「ええ??もう産まれたの?夜かと思ってた・・・お父さんはゴルフに行ったわよ。私はこれから、たか(妹)と食事・・・まあおめでとう。みんなには連絡しておくね〜。」のんきな家族である。

 さて、胎盤も出てきて・・・これが、750gもあった(胎内環境がよかったか?)。そのため、剥離面が大きく、出血量が多めで、子宮収縮剤を点滴で入れたところ、後産の辛いこと辛いこと・・・・感想としては、お産のほうが楽だった。この後産にはこれより先2日ほど苦しめられた。

 

<立会い出産について>

 主人の立会い出産は、妊娠する前からの彼の希望であった。しかし、彼は血液にめっぽう弱い。いつぞやの人間ドッグでは、採血時に失神した経歴の持ち主である。こんなんで大丈夫か???と、私は不安だった。最悪彼が倒れてもいいような場所で産まなくては・・・・というわけで、畳の上に布団というのは、彼にとって最適な場所であった。

 入院時から出産後まで、彼はずっと傍にいてくれ、また、M助産婦もつきっきりで介助してくれたため、私は全く不安な気持ちには無縁で、安心してお産に臨めた。ちなみに医師の顔には一度もお目にかからなかったが、それも良かった。友人と主人に見守られてのお産は、自宅分娩に近いものがあったのかもしれない。赤ちゃんが産まれてすぐ、私と彼は交互に娘を抱き、記念撮影をし、その後きれいにしてもらった赤ちゃんと家族三人で、川の字になって寝た。なんだかすごく感動して、幸せな気分になった時間であった。心配していた失神もなく・・・というより、出産という出来事に気が高ぶっていたのだろう、まったく血液やグロテスクな胎盤に動じることもなく、夫の立会いは終了した。

 立会い=父親の自覚の芽生えとは言えないかも知れないが、出産という出来事に自分も参加し、妻と共有することによって、育児参加には積極的になるのかもしれない。ちなみに父親の自覚は、退院後赤ちゃんと接するうちに徐々に出来てきたと言う。

 

<そして産後・・・>

 産後何故か急にむくみ出した体・・・象のような足、浮腫のためパンパンである。それに加えて貧血。体重も出産後2kgしか減っていない。利尿効果のある漢方薬と鉄剤の内服が開始となる。入院中は母子同室であったが、産後疲れがあったため、夜間は預かってもらう。最終日のみ24時間同室し、退院。ここからが正念場である。実家から母が一週間家事の手伝いに来てくれたため、この間は育児に専念できた。しかし、2〜3時間おきの授乳である。母乳のみのため調乳の手間はないものの、娘も私もなかなか慣れず結構時間がかかる。が、これも一週間程度で克服。退院後2週目に入るとだんだんと要領を得てきた。むくみも良くなり、体重は妊娠前を下回るほどに。ちなみに妊娠中の体重増加は、+6kgであった。でも、何故か体型は元に戻らず・・・やっぱり、腹筋やウエストニッパーはしないとだめらしい。

 おっぱいトラブルにも早速見舞われた。退院後2日目にして、右側乳房の乳腺が一本詰まってしまい、がちがちに硬くなってしまった。もちろん痛みも伴い、熱感もある。M助産婦に電話し、自宅にきてもらい、マッサージをしてもらう。なんとか開通。あ〜よかった・・・発見と処置が早かったため事なきを得る。

 赤ちゃんは・・・・何かと不可解である。生後2週間を過ぎると、空腹と不快感以外の大泣きが始まり、何が原因かわからず途方に暮れることもあった。起きているときはベッドで独り寝かせられるのを嫌がり、ひたすら泣いた。あんまりひどく泣くので心配になり、受診した方がいいかM助産婦に相談したほどである。だが、どうやらこんなもんらしい。心配は、杞憂に終わる。便と尿の回数も半端ではない。1日約15〜16回あり、女の子でもおしっこを飛ばし、便を噴出す。あんまり排泄量が多いので、栄養は足りているのか?疑問に思ったが、良すぎるほどの体重増加。毎日ずっといっしょにいると何かと心配事や、泣き声にため息をつきたくなることもあるが、そんな時は、友人に電話したり、実家に電話したり、ネットしたりして息抜きをする。休日は、主人に抱っこしてもらい、私は眠る・・というパターンで乗り切ることにした。育児は根をつめてはいけないらしい・・・

 そして主人は・・・毎日の沐浴を快く引き受けてくれ、頑張ってやってくれている。なかなか独り立ちは出来ないが、特訓の元少しずつ様になってきた。オムツ換えも上手にこなし、抱っこやあやしかたもなかなかである。今から十年先くらいの娘の将来を心配し、我が娘が一番かわいいと言い切る相当な親ばかぶりである。

 そんなこんなのたどたどしい育児ではあるが、これからも夫婦揃って頑張っていきましょう。