作詞・作曲・編曲: 高田遼
母がまだ元気だった頃、私と妻にいろんなものをダンボールに詰め込んで、ほとんど毎月宅配便で送ってくれました。
私が子供の頃に好きだった白棒と飴形も(九州の方はご存知ですよね)探して送ってくれました。妻のために、わらじも送ってくれました。
しめ鯖、ピーマン、子供のお菓子、蜂蜜、梨、米、インゲン豆、栄養ドリンク、柿、栗、塩漬け鯨・・・・
故郷の新聞紙に包まれて、一つひとつが顔を出します。
故郷で中学二年生の頃、新聞配達少年として配っていた西日本新聞紙の「紅皿」というエッセー欄が懐かしくって、
親の愛情が嬉しくって・・・・ 思わず目に汗が溜まりました。
ある年の10月半ばの頃のことでした。
母親の愛情というものは、すごいものですね。
その母親のために曲を作って送ってあげようと決心しました。
妻も大いに喜びました。
この「宅配便」という歌は、奈良県明日香村のカラオケ大会で最優秀歌唱賞を受賞したのです。
ヨーロッパのポルトガルの居酒屋列車(詳しくは、ブルガリアへ その1を見てください)でも歌いました。外人さん達からいっぱい、いっぱい拍手をもらいました。 その母も、5年前に仏様になりました。今、私たちの4仏様の中に入っています。私の祖母、母、妻の祖母、妻が10年ほど心を込めて世話をしていた老婦人が4仏様の構成メンバーです。 (^−^)
母は三味線が好きでしたので、曲中の楽器に三味線を入れました。下手な三味線を熱心に弾いていたのが、今でも微笑を誘います。
年老いた母が 星の降るような山深い田舎で暮らしてる
「今がいちばん幸せ」だと
若返った声で受話器の向こうで笑ってる
笑ってる ンンンンンー
その母が妹と話し合って
いろんな物をダンボールに詰め込んで
送ってくる送ってくる
宅配便で
思わず笑ってしまうよな変わった物も顔を出す
しめ鯖、ピーマン、子供のお菓子、蜂蜜、梨、米、インゲン豆、栄養ドリンク、柿、栗、塩漬け鯨
故郷の新聞紙に包まれて 顔を出す
笑いながらもいつかしら目に汗が溜まる
外は涼しい秋の午後
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